イオンやイズミなど小売り株が安い、ＧＤＰ好調で消費増税先送り観測が後退

　イオン<8267.T>やイズミ<8273.T>、ベルク<9974.T>など小売り関連株が安い。この日発表された１～３月期国内総生産（ＧＤＰ）速報値は前期比年率で１．７％増と市場予想（０．３％増）を上回った。市場には、１～３月期ＧＤＰは伸び悩み、来年４月に予定されている消費増税の先送り期待が強まるとの観測があっただけに好調なＧＤＰを受け肩透かしを食った格好だ。この日は消費増税先送り観測が後退した形だが、「政府は７月の参院選を前に消費増税の実施延期を図るはず」（市場関係者）との見方は依然根強く、思惑はくすぶっている。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）