ヤマダ電機との連携強化へ

著者:小野山功
投稿:2016/05/02 08:34

「ヤマダ・ウッドハウス」との経営統合の思惑も

■注目銘柄

ヤマダ・エスバイエルホーム(1919)

戸建て住宅が主力のハウスメーカー、ヤマダ電機の傘下に入り再建途上にあります。

長らく業績低迷が続いていましたが、16年2月期に4期ぶりとなる営業黒字に浮上しました。

今期は2017年4月からの消費税増税を前にした駆け込み需要が期待できるため、増収・増益が見込まれます。

親会社のヤマダ電機が100%出資の「ヤマダ・ウッドハウス」を設立しており、同社と顧客を奪い合うのではないかとの警戒感が株価の重荷になっていました。

ただ、ヤマダ・エスバイエルホームの社長以下役員は、ヤマダ電機からの出向者が固めています。

さらに、4月26日には本社を大阪から、ヤマダ電機が本社を構える群馬県高崎市に移転すると発表しました。

「ヤマダ・ウッドハウス」との経営統合に進展する可能性もあり、今後の動向が注目されます。

小野山 功
小野山功
株式会社SQIジャパン 金融コンサルタント
配信元: 達人の予想

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