■目先の動きは、109円を試す可能性も(本日の高値/安値目標)
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■昨日は、株式市場や原油市場が堅調なことからリスク回避が
抑制され、円が売られる展開となりました。
また、麻生財務相による円高けん制発言も投機筋の
シュートカバーを誘っています。
また、原油価格は40ドル台をしっかりとキープできたことや
主要産油国による増産凍結合意への期待感が、投資家心理を好転させ
米株式相場と並んで上昇しています。
■IMFから世界経済成長率予想が発表されましたが、世界経済の
減速懸念に関しては、産油国経済や新興国の景気不安定なことや
米国が利上げした場合の個人消費の冷え込みも重なり、負の
スパイラルへ転落し、年初のような相場展開へと逆戻り考えられます
ので、予断を許さない状況です。
■明日に控えるG20財務相・中央銀行総裁会議で財政出動による
景気刺激策や金融緩和といった有効的な議題があがらなければ、
来週から再び世界経済に対する懸念から売りパターンに入る
可能性も否めません。
■本日は、原油価格や株式市場を横目にしながらの展開で108円台を
キープしながら、109円を試すこともありそうです。
また、NYタイムでは、米国の個人消費関連の経済指標の発表が
あることから、その結果次第では、109円台突入も可能性も視野に
入れています。
■テクニカルとしては・・・、
日足ベースで、上値ポイントボリンジャーバンド
-1σ(109.29円)とみています。
下値ポイントとして、108.25円、こちらは平均足改良版での
実体部分をみています。