朝日工業が大幅高、１６年３月期営業利益を１８億円へ上方修正、３年ぶり復配を好感

　朝日工業<5456.T>が大幅高。同社は２４日の取引終了後、１６年３月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を３７４億円から３６０億円（前期比１．４％増）へ、営業利益を１６億５０００万円から１８億円（同４．４倍）へ、純利益を１４億円から１９億円（同３．５倍）へ修正。

　加えて未定としていた期末配当について３０円の普通配当と１０円の創業８０周年記念配当を加えた計４０円と３年ぶりの復配を実施することを発表した。

　肥料事業の販売数量が予想数量を下回る見通しながら、鉄鋼建設資材事業において、主原料の鉄スクラップ価格が低水準で推移、海外事業の豪州牧草事業の好調や東京鋼鉄<5448.T>に対する公開買付け成立による投資有価証券売却益が利益を押し上げている。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）