【買い】第一三共(4568) 統合10周年の節目「10円」の記念配

著者:小野山功
投稿:2016/03/22 08:27

高配当の医薬品株への関心が高まるか

■注目銘柄

第一三共(4568)

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*3月24日追記

日経平均は続落しましたが、業績面で安心感のある内需株には資金が流入し、同社株は底堅い推移となりました。

29日は配当落ちで短期的な調整が予想されるものの、年度末のお化粧買いへの期待もあり、月末に強含む可能性があります。

また、4月1日からは「ジュニアNISA」が始まります。ジュニアNISAの組み入れ対象としても、人気を集めそうです。

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28日(月)の権利付最終売買日に向けて、配当取りトレードが今週は大詰めを迎えます。中でも高配当の医薬品株への関心が高まるでしょう。

同社は、売上規模で国内3位の製薬会社です。循環器やがん分野に強く、抗がん剤の新薬開発に注力しています。

同社が戦略製品と位置付ける抗血液凝固剤「エドキサバン(製品名:リクシアナ)」が順調に伸びており、第3四半期(4月~12月)の売上げは105億円と前年比およそ5倍に急伸しました。高血圧症治療薬「オルメテック」の特許切れによる落ち込みをカバーしています。

第3四半期累計の営業利益は1,504億円と、前年比で50%増の大幅な増収となりました。すでに通期計画の営業益1,300億円を超過達成しており、業績面で安心感がある点も魅力です。

16年3月期は旧三共、第一製薬の統合10周年の節目で、一株当たり10円の記念配が予定されています。配当利回りは2.8%と高いため、配当取りで週後半にかけて強含む展開が期待できそうです。

小野山 功
小野山功
株式会社SQIジャパン 金融コンサルタント
配信元: 達人の予想

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