プチリスクオンによる続伸を期待＝グローバルリンク小池麻千子

プチリスクオンによる続伸を期待

先週は、原油価格、中国株という、懸念されていた2つの要素が久々にリスクオンとなり、米国株は大幅高で3週続伸、原油価格は週間＋9.58％高、さらに商品価格全体を示すCRB指数も4.26％高と大きく騰げました。
米雇用統計（2月）が非常に強い数字となったこともリセッション懸念を和らげました。

短期的に上昇トレンド、リスクオンのムードが支配しており、強い雇用は経済の良好さを意味し、原油価格を引き上げ、それに連動する株価も上昇することになります。

日本市場も米国と似た動きとなり、米国同様3週続伸となりました。
特にバイオベンチャー株や、フィンテック関連、そして週末はビットコイン法案によって関連株が大きく上昇、 東証マザーズ指数は年初来高値を更新するなど強い動きとなりました。

また原油・資源相場の反発から鉱業、非鉄、鉄鋼、そして海運と、これまで売り込まれた業種が大幅高となり、リスクオンから証券株も値を上げています。

ただ、超短期的には指標が加熱を示していることから、一旦の調整局面がある可能性もあり、注意が必要です。