【買い】日商開発 日本証券投資顧問 堀篤

著者:堀篤
投稿:2016/02/27 20:19

<3252>日商開発 二番底からの堅調推移に期待

不動産投資事業を主体とし、都市近郊で商業施設の開発に注力し、「地主ファンド」組成も行っております。

同社が2月10日の大引け後に発表した決算内容によると、16年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比5.7倍の52.8億円に急拡大し、通期計画の55億円に対する進捗率は96.1%に達し、5年平均の44.4%も上回ったとあり、業績も非常に良く高進捗である事から上方修正の期待が持てるものとなっております。

指標面も不動産セクターと比較するとPBRが2.7倍と若干高めではありますが、PERは9.1倍と非常に割安であり、まだまだ買われても良い水準です。

2月16日に日銀のマイナス金利導入が実装化され、長短期金利が低下した事からも、今後不動産セクターがより活況になっていくと考えられます。よって不動産投資事業を主体とし、尚且つ業績が好調である事から今後の株価の上昇にも十分期待が持てると見ております。

チャートを見ますと、2月12日に二番底を付け、25日に一目均衡表の雲上限を突破している事から上昇トレンドを形成していく可能性が高いと見ております。概ね5日移動平均線の上で推移している事からも非常に安定感が感じられると言えるでしょう。

現在は為替、原油、海外市場など、外部環境に影響されやすい相場となっておりますが、同社は内需株という事からも外部環境に大きく左右され難く、買いどころではないかと思います。
堀篤
日本マネジコ、東京スコットマネジメント代表取締役
配信元: 達人の予想

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