ザインは3日続伸で底入れ明示、車載カメラ用半導体で活躍期待

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/02/17 12:36
 ザインエレクトロニクス<6769.T>が3日続伸で底入れ足をみせている。同社はファブレス半導体メーカーの草分け。15年12月期は中国景気の減速を背景に、液晶テレビ画像処理向けLSIが低迷し大幅減益を余儀なくされたが、16年12月期は車載向け中心に攻勢をかけ、営業利益段階で前期比67%増の5億2000万円予想と業績回復色を強める見通し。

 台湾ノバテック社と車載ドライブレコーダなど広範な高解像度カメラ市場での協業に踏み込んでおり、ADAS(先進運転支援システム)の市場拡大と合わせ中期的に収益成長のシナリオが描ける段階にある。同分野では自動車のミラーレス時代を視野にパナソニック<6752.T>が車載カメラとモニターの組み合わせで代替する新システム開発に注力姿勢を示すなか、同社の活躍余地も改めて意識される場面だ。

 直近では超高速応答・高効率電源モジュールの新製品のサンプル出荷を開始、電源モジュール市場への参入による業容拡大期待も膨らんでいる。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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