■「売り」エントリーでのポイントを探す一日か?
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■昨日は、米国の経済指標が不調なことをきっかけに
ドル売り優勢の展開でした。
前日にダドリー総裁の超ハト派的発言を引き継ぐかの
様な12月米製造業新規受注が1年ぶり大幅マイナス
になったこと。
そして、新規失業保険申請件数も併せて増加したことが
背景となり、3月利上げ見送り懸念のドル売りに
傾いています。
■年初から続いた「原油安=株安」のパターンから
米国の金融政策に市場参加者の目が移りつつある
様です。
また、今日は米雇用統計が発表されるわけですが、
ポイントとしては4ヶ月連続の5.0%の失業率を
キープできるのか?
また、平均時給に関しても12月が横ばいの±0%で、
今月予想が+0.3%となっているわけですが、どの程度
乖離があるのかに注目をしています。
■仮に市場予想を下回ってしまった場合、3月利上げは
黄色信号が点灯することになりそうです・・・。
■昨年までの「いつ利上げする」といった「米国頼みの
期待相場」から、原油や世界的な景気減速に足を
引っ張られている「グローバル経済」に飲み込まれた
「米国への失望相場」になり、今年前半は暗い相場展開を
想定しています。
■本日は、雇用統計の数字次第といったところとみていますが、
日足チャートが、陰線4本と更に昨日の下髭が短いだけに
買いにくい状況です。
むしろ、昨日の安値を割り込んでしまった場合、
オーバーシュートが起きると想定しています。
戻りがあったとしても、「戻りが重い」想定しているので
「売り」エントリーでのポイントを探す一日と
考えています。
■テクニカルでは・・・、
日足ベースで上値ポイント、ボリンジャーバンド-1σ(117.00円)、
センターバンド(118.20円)と見ています。
下値ポイントとしては、昨日安値(116.53円)、
ボリンジャーバンド-2σ(115.75円)とみています。
週間足ベースでは、2週陽線で今週が大陰線で
12月の安値115.98円を下回るようであれば、下値が
深いとみています。