WTI急反落、時間外で一時30ドル割れ。
昨晩のニューヨークの原油先物相場は、大幅反落。ＷＴＩの中心限月３月物は前週末比-1.85ドル安の１バレル＝30.34ドで引けました。時間外取引では一時30ドルを割り込む場面もあり、足元の需給の悪さが材料歯されました。イラク石油省スポークスマンが、２０１５年１２月の同国産油量が過去最高を記録したとの見方を示したことや、サウジアラビア国営石油会社サウジアラコムのファリ会長が、石油・ガス生産能力への新規投資は継続するとし、これを嫌気して、相場は急落となりました。売られ過ぎ感や米北東部の寒波到来で先週後半に大幅反発していましたが、急反落となりました。またＨＳＢＣホールディングスのアナリストは、ＷＴＩ原油価格見通しは、今年が４４ドルと従来予想５５ドルから、２０１７年は５９ドルと６５ドルから、それぞれ下方修正しました。イラク産油量も先月から日量400万バレル超えてきており、絶好調の生産高です。じゃぶじゃぶ感は拭いきれそうにないですね。原油関連投信ETF、資源株は売り方針で。
