■本日は、日足ベースで下髭をつけたことで戻り局面を想定
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■昨日のドル円は、13年ぶりの安値を更新した原油先物を
背景にNYダウが一時、500ドルを超す下げ局面が
ありましたが、NYクローズにかけて、原油先物やNYダウも
下げ幅を縮小したことで、ドル円も117円台を回復しています。
■供給過剰長期化見通しの原油価格がある程度、落ち着きを
取り戻さない限りは、リスク回避の動きは止まりそうに
無いといった感じを受けています。
現在のメインテーマは原油市場の正常化が急務であり、
しかし相場は生き物だからこそ行き着くところまで
行かなければ終わらないのもまた相場であることを過去の
歴史は教えてくれています。
■また、中国不安や原油安を背景に投資化の心理状態は悪化し、
ボラティリティも上昇しているのも事実です。
それを象徴しているのが恐怖指数(VIX指数)です。
一晩で約6%上昇し、27.59ポイントになっています。
この数値が上昇することはこの先の金融市場に何らかの
大きな変化が起きることを警鐘しています・・。
■本日は、NYダウや原油価格の下げ幅縮小を背景に、
一旦リスク回避は縮小すると見ています。
今夜、ECBの理事会が開催され金利に関して変化は無い
との予想をしていますが、その後のドラギ総裁のコメントに
注目したいところです。
ユーロ圏の成長率を押上げるために金融政策以外に
財政出動をさせるのかどうかが焦点です。
■テクニカルでは、日足ベースで下髭をつけたことで
少々戻りを想定したいところではあります。
上値ポイントとしては、ボリンジャーバンド-1σ(117.22円)、
昨日高値(117.68円)とみています。
下値ポイントとしては、昨日安値(115.98円)と想定して
います。