<動意株・20日>(大引け)=メディビ、ジグソー、日本CMKなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/01/20 15:10
 メディビックグループ<2369.T>=急騰。この日午前の参院本会議で15年度補正予算が可決、成立したことを受けて、これに不妊治療に対する助成が盛り込まれていることから、子会社が「再生医療技術を用いた不妊・繁殖障害の改善」に関する特許出願をしている同社に集中して買いが入っているようだ。不妊治療への助成については、男性の不妊治療に対して15万円の助成を行うほか、女性向けの助成額の上限も初回に限って現在の15万円から30万円へと引き上げるとしている。

 ジグソー<3914.T>=ストップ高。前日後場に急騰し、値幅制限いっぱいまで買われた流れを引き継ぐかたちとなっている。同社は19日に、ZMP(東京都文京区)と自動運転用リアルタイムOS(基本ソフト)「IZAC-OS(アイザック・オーエス)」の共同開発をスタートさせたと発表。これが引き続き材料視されているようだ。同社は既にIZAC-OS向けオリジナルカーネルの提供を開始しており、今後両社はさまざまなセキュリティー・耐久性に関するテストを公道実験などで繰り返し、世界で最も強固な独自OS「IZAC-OS」を開発する計画。

 日本CMK<6958.T>=4日続伸で昨年来高値更新。自動車や電機業界向けにプリント配線板を手掛けるが、自動車のIT化が進展するなか、車載向け高機能配線板などの成長商品を手掛けていることが手掛かり。きょうも朝方安かったものの切り返し、このままプラス圏をキープすれば日足3陽連で戻り足が鮮明に。一目均衡表では雲の上を快走、出来高増勢が顕著で5日・25日移動平均線のゴールデンクロスが接近していることも買い気を盛り上げている。

 JAC Recruitment<2124.T>=急伸。同社は人材紹介ビジネスを手掛け、特に外資系向け中心に高額案件で実績が高い。足もとはIT・通信関連企業向けが好調で全体業績を牽引している。19日取引終了後に発表した15年12月度の月次売上高(連結ベース)は12月単月では7億8349万円で前年同月比28.0%増と大幅な伸びを確保。月次では4月に次ぐ高い伸び率となった。これを評価するかたちで買いが流入している。

 Hamee<3134.T>=ストップ高。19日の取引終了後に、2月29日を基準日として1対4株の株式分割を実施すると発表しており、これを好材料視した買いが集中して入っている。投資単位当たりの金額を引き下げることで、株式の流動性の向上と投資家層の拡大、株主数の増加を図ることを目的としている。なお、効力発生日は3月1日。

 ワールドホールディングス<2429.T>=大幅続伸。同社は19日、15年12月期の通期決算発表および決算説明会を前倒しすると発表。好調な業績に反して株価が低迷していることをその理由としており、期待感が高まる状況となっているようだ。決算発表は従来の2月15日から2月3日に、決算説明会は2月24日から2月10日に前倒しする。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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