■目先の買戻しも、戻り売り継続の流れ継続

著者:平野朋之
投稿:2016/01/19 11:13

■外部要因を確認してみると・・・

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■昨日のドル円はNY市場が休場だったことで
市場参加者が少なく、でレンジの狭い一日でした。

為替市場にも影響を与えている原油相場の状況を
確認してみますと、一旦30ドル台に戻している
ものの、CFTC建玉報告を見ると総取組が
5万枚超増加となっています。

大口投機玉のポジションもロング(買い)が4万枚、
ショート(売り)6万枚と共に増加しています。

買い玉の投げが終了していないところを見れば、
売り継続と見ておきたいところです。


■一方、年初から株式市場が大幅な下落が目立つ中、
NYダウも今年の明けから1500ドル以上下落しています。

日本に関しては既にチャイナショック時につけた安値を
下回っているのですが、NYダウに関しては下げては
いるものの、昨年8月の15,200ドル台の水準は下回って
いません。

しかし、週間足ベースを眺めれば、今年に入りギャップ
ダウンからスタート、大陰線、上髭陰線と暴落の警鐘が
出ています。

3連休後のNYダウの反応にも注目したいところです。

ダウの急落は利上げペースを更に鈍化させる恐れが
あるのでドル売り加速といった事態もありそうです。




■本日のテクニカルとしては、

日足ベースで上値ポイントとしては、
ボリンジャーバンド-1σ(117.52円)、一目均衡表転換線
(117.84円)、それを上回るようであれば先週末高値
(118.24円)とみています。

下値ポイントとしては、先週末安値(116.50円)、
ボリンジャーバンド-2σ(116.06円)とみています。

本日に関しては中国指標次第で株価の反応といったところ
なので、しっかりとトレンドを見極めて戻りを待つ
ことが重要です。
平野朋之
株式会社トレードタイム代表取締役
配信元: 達人の予想