省庁の地方移転構想で弾みがつく（西）関連銘柄

参議院選挙前に「西」の話題が多くなる点が支援材料

今年の相場は年初からいきなり下げ始め、昨年１２月第一週を売りそびれたまま年を越した人には厳しい展開と感じられていることでしょう。
この下げ方は２００７年７月以降始まった下げ相場と極めて似ており、トレンド大転換を示唆しています。その入り口である今年は変動の激しい注意すべき展開になるかと思います。

しかし、下げを待っていた人にとっては前から欲しかった銘柄を安く仕込む大チャンスといえるでしょう。
特に今週はＮＹ市場の大幅安を受けて土・日を過ごしていますから、迎える１８日月曜相場はこの影響を受けて始まりそうです。

仕込むには願ってもない週になるかと思いますので、買い候補として、まずは「ＮＩＳＡ口座で買いたい」と考えられる機会の多い銘柄の一つを取り上げたいと思います。
＜9021＞ＪＲ西日本がその１社で、１００株が一単元。予定配当は１３５円（３月本決算後と９月中間決算後で半分ずつ）。金曜引値の７８１９円換算で配当利回りは年率１．７２７％になります。

このほか３月末権利確定で５０％乗車割引券等の株主優待が発行されます。持ち株数や期間に応じてプレミアム制度も設けられましたから、株安の際にＮＩＳＡ口座で買い足していく投資を検討している人にはいいですね。

中～短期での投資なら７２５０－７６００円を買いゾーン
７８００－８５００を売りゾーン
ととらえての数度のトレードが実現性が高いでしょう。

市場全体では細かな期間でボラテイリティが大きくなる展開を想定し、１月２５日始まりの週はまた荒れる展開も考えられますが、今週１８日始まりの週は日経平均株価ベースで週初安く、金曜日までの間に下げ小休止、もしくは弱いながらもリバウンドという展開を想定しています。

この安値を買いたい人にとって配当＋優待ヘッジ
かつ、リバウンドのプラスアルファが期待できそうな同社は堅実な投資対象ではないでしょうか。

４月広島外相サミット、５月伊勢志摩サミット等以外にも
西に文化庁、消費者庁を移転させる構想から「首都一極集中」のリスク回避に動く政府の姿勢に西の活発化を考えれば、７月参議院選挙に向けても「西」の話題は多くなりそうです。
仕込んだらどこで売るか？
誰に売るか？

を考えながら、今週の週初の安値をメリットに変えたいものですね。