■上値・下値ポイントを超えのカウンタートレードに妙味がありそう?

著者:平野朋之
投稿:2016/01/13 11:37

■ドル円動向&戻りの目途は?


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■昨日は、注目されていた中国株式市場の下落が一服し、
更に人民元の流出を制限するよう要請したとの報道を
受けて、人民元安への警戒感が後退したことで
リスク回避ムードが後退しています。

■しかし、NY原油先物市場が一時、30ドルを割り込む
水準にまで落ち込んだ影響で、世界的な景気減速が更に
飛び火しそうです。

多くの外資系レポートでは、20ドルを割り込む可能性が
あるとの見方をしていて、輸入国にとってはプラスでは
ありますがるが、そんなに単純なものではなさそうです。


■本日は、人民元相場や原油価格の動向次第といったところに
なりそうで、本日は118円台を回復しているドル円ですが、
中国リスクや原油リスクが根底にある以上、リスク先行の
材料が出たとしても一時的なもので、グローバルマーケットで
動く世界経済にとって今は、マイナス材料の方が、
過敏に反応すると考えています。


■VIX指数(恐怖指数)も未だ22ポイントと高値水準を
キープしていますので、金融市場のボラティリティが
急変動する可能性があるので注意しておきたいところです。



■本日のテクニカルとしては、4時間足ベースで戻り場面を
探りたいと思います。

一目均衡表の遅行線が実体部に接近してきているので、
このレベルが持ち合いのポイントになると思います。

ボリンジャーバンドにおいても今週に入ってからバンドが
平行線になっているので持ち合い示唆といったところです。

上値の戻りポイントは+2σ(118.40円)とみています。

下値ポイントは、ボリンジャーバンド-1σ(117.45円)、
-2σ(117.14円)とみています。

また、上値・下値ポイントを超えたところでのカウンター
トレードに妙味がありそうです。

※本日のチャートは4時間足になります。


平野朋之
株式会社トレードタイム代表取締役
配信元: 達人の予想