投資歴20年のmasaさんのブログ

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「歓喜あれば悲哀あり」が株式相場、他「株と運」について

情報誌に掲載されました。未経験から株式投資を始めて20年以上。大昔は資金激減と半減を数えきれないほど繰り返しましたが、株式投資だけで生活できるようになりました。大失敗の経験を元に作成したホームページ「素人投資家の挑戦(情報誌での掲載内容もご紹介)」、私が売買した銘柄を公開している「勉強できる私の買い付け」こちらも、ご覧いただけると嬉しいです。 慎重かつ丁寧な投資を心掛けながら、資金を少しずつ増やし続けている実録です。


株日記は「米国株について」を朝の8時頃

「日本株について」を夕方に(1日2回)更新しています。


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12月16日 木曜日

日本株について
本日の日経平均株価は、606円高の29066円で取引終了。
前場は29000円を回復した後、大きく売り込まれて11時前には安値となる28782円(323円高)まで上げ幅縮小。その後は右肩上がりになって、ほぼ高値引け。

〇東証1部の売買代金と騰落状況
売買代金は2兆6517億円、出来高は10億5352万株。
値上がり銘柄数は1676、値下がり銘柄数は421、変わらずは87銘柄でした。

〇東証1部の業種別ランキング
パルプ・紙だけが下落、その他32業種は全て上昇しています。

上昇率の高い順
海運、精密機器、鉱業、電気機器、医薬品

〇日経平均採用銘柄の騰落率
値上がり銘柄数は211、値下がり銘柄数は10、変わらずは4銘柄でした。
上昇率の高い順
(7751)キヤノン 6.52%高
(9101)日本郵船 5.60%高
(9107)川崎汽船 5.43%高
(6857)アドバンテスト 5.37%高
(4021)日産化学 4.80%高

下落率の高い順
(8303)新生銀行 7.15%安
(5541)太平洋金属 0.77%安
(8750)第一生命HD 0.77%安
(3863)日本製紙 0.72%安
(4183)三井化学 0.62%安

〇FOMC後の米国株大幅高が大きなプラス材料
ダウ平均 1.08%高
ナスダック 2.15%高
S&P500指数 1.63%高

FOMC
利上げ見通しは、22年に3回の利上げ。資産購入額は、月150億ドルの縮小から300億ドルの縮小へ。

これを受けて米国株は旺盛な買い戻しが入り、右肩上がりとなりました。パウエルFRB議長の会見で一旦ピークアウトしますが、最後にまとまった買いが入ってほぼ高値引け。

米国株の展開が大きな買い材料となり、またFOMCを無事通過したことによる買い安心感から日本株は大幅高に。

〇29000円回復で売られるも、引けにかけて右肩上がり
大きな節目となる29000円は強い抵抗になります。取引開始直後に突破しますが、経験則通り戻り売りと利益確定売りで大きく下げるところがありました。しかし、そこから一転、右肩上がりでほぼ高値引け。

〇円安も追い風に
FOMC後に円安が進み、1ドル114円を回復。こちらも株式相場に追い風でした。

〇全面高
日経平均がこれだけ上昇すれば、当然の全面高。225銘柄のうち211銘柄が上昇、33業種のうち32業種が上昇しています。

〇他人と比べない
FOMC後の株価下落を警戒して、保有株を減らしたり、保有株をなくしていた人も多くいらっしゃると思います。結果は、大幅高となり「買っていれば良かった、売らなければ良かった」と思われる方も。

でも、それは結果論。
FOMC後の米国株が必ず上昇すると分かっていたら、前日の日米株はもっと買われていたはず。

前日の米国株
ダウ平均 0.30%安
ナスダック 1.14%安
S&P500指数 0.75%安

この展開をみて、FOMC後の株価を予想するのは難しいと思っていました。
私からの配信を希望されていらっしゃる方へ、前日の朝に配信させていただいた内容になります。
----- ここから -----
〇FOMC後の株価を予想するのは難しい
明日はビッグイベントとなるFOMCの結果発表。利上げ絡みのFOMCなので注目度は高いです。即反応するAIを含めて、株価は大きく動くかもしれません。

結果を受けて大きく下げるかもしれませんが、誰もが利上げに対する警戒感をもっているだけに、手控えと手仕舞いも進んでいるはず。発表で一時的に売られても大きく買い戻される可能性あり。いわゆる「出尽くし」による買い安心感です。

更に、前日は「欧米株安」と「見切り売りと失望売り」が重なるも207円安(0.73%)と予想ほど下げていません。FOMC後の上昇を見据えた買いと売り控えがある印象なので、本日の相場で急に大きく売られる可能性は低いのではないかと。

一方で、FOMC後の株価上昇を見据えるなら、米国株はもう少し堅調に推移しそうなところ、下げ幅はややきつい。短期急騰による値幅調整の影響があるにせよ、FOMCに対する警戒感が手控えと手仕舞いにつながっています。この状況で、日本株が先走って買われる可能性は低い。
----- ここまで -----

前日の日経平均は27円高でした。

これだけ大きく上昇すると、SNSなどで歓喜の言葉が多く飛び交うと思います。
でも、他人と比べる必要は全くありません。「歓喜あれば悲哀あり」が株式相場。歓喜がいつまでも続くことはありませんし、そんなに優しくありません。

株式投資を続ける限りチャンスは無限にやってくるので、この1回に恩恵が無くても、次のチャンスを待てば良いだけのこと。それで恩恵が無くても、また次がある・・・

最善の判断を下したなら、後悔しないこと。
買った後に株価下落、売った後に株価上昇。これは結果論なので。

株と運について
過ぎた事を悔やみ続けると、不思議と株の運が逃げていきます。逆に、次のチャンスを迎える準備を進めていくと、株の運がついてきます。

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