まはいさんのブログ

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SBIホールディングス 新生銀行買収 展開の予想

9/24、新生銀行に対してSBIホールディングスが質問状を出しました。
新生銀行には回答不能な質問です。いやらしい!

貴行に対するご質問←IRリンク
①巨額の公的資金を注入されてから20年以上も返済出来ていないが、何が要因であると分析されているかご教示ください。
②公的資金の返済を行うために如何なる施策を講じようとされているのかご教示ください。
③低調な株価水準によって、公的資金返済から遠のいているようにも思えますが、見解をお聞かせください。

要約するとこの通りです。
回答出来たらSBIホールディングスはTOB期間の延長をしましょう、という質問です。
新生銀行には、"回答しない"という選択肢しか有りません。
回答しないためには、ホワイトナイトを連れてくるしか有りません。

回答期限 9月27日(月)
SBIホールディングスがTOBを公告した 9/9 から10営業日以内に、新生銀行はTOBに対する意見を表明しなくてはなりません。
併せて、質問状にも回答せざるを得なくなりました。
9月27日(月)までにホワイトナイトが現れなければ新生銀行は詰みます。
新生銀行は、とっととTOBに反対する意見表明をしておけばよかったのに、保留にしていたがために追い込まれました。

新生銀行買収 予想 ↓ クリックで拡大

9/17、新生銀行が買収防衛策を発表した同日に、上から3行は終了しています。その後の予想を赤線で上塗りします。
9/24 までに動きは有りませんでした。動きは有りませんが、TOB期間延長を巡って応酬がありました。
私は、株主総会で買収防衛策が承認され、それを受けてSBIホールディングスがTOBを撤回すると予想します。
この予想の根拠は3点です。
①買収防衛策の発動はSBIホールディングスに不利
②買収防衛策が承認されるまでSBIホールディングスはTOBを撤回できない
③TOBによらなくてもSBIホールディングスは市場買付けで買収が可能

主要株主認可
SBIホールディングスは、新生銀行に対する公開買付届出と同時に、金融庁より"主要株主認可"を得ています。
SBIホールディングスにとって、"主要株主認可"が目的でTOBは手段だったと推察します。
もはや、SBIホールディングス新生銀行の買収にあたりTOBにこだわる必要はありません。

投資方針
SBIホールディングスは、新生銀行の買収に成功すると見立てます。
遅かれ早かれ、SBIホールディングスに大きな負ののれんが計上され、短期的には大きな利益が計上されます。
SBIホールディングスへの追加投資はしませんが、継続保有します。
もっとも、SBIホールディングスより高いTOB価格を提示するホワイトナイトが現れれば、新生銀行買収に伴う負ののれん一時益のシナリオは崩れます。
そのシナリオが崩壊しても、高配当銘柄なので継続保有の予定です。

保有銘柄の状況2021.9.24 ↓ クリックで拡大


SBIホールディングスは、配当目的で継続保有します。
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