警戒感ある神経質な相場

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株日記は「米国株について」を朝の8時頃
「日本株について」を夕方に(1日2回)更新しています。


4月16日 金曜日

日本株について
本日の日経平均株価は、40円高の29683円で取引終了。
欧米株の上昇を受けて買いが先行するも、前場は寄り天。後場も同じく買い先行の後に売られて寄り天。前日値まで下げると戻しますが、値幅は限られ方向感の出ない展開でした。


〇東証1部の売買代金と騰落状況
売買代金は2兆555億円、出来高は9億915万株。
値上がり銘柄数は1021、値下がり銘柄数は1051、変わらずは115銘柄でした。

〇東証1部の業種別ランキング
21業種が上昇、12業種が下落
上昇率の高い順
鉱業、保険、空運、不動産、精密機器

下落率の高い順
海運、電気・ガス、銀行、鉄鋼、金属

〇日経平均採用銘柄の騰落率
値上がり銘柄数は117、値下がり銘柄数は106、変わらずは2銘柄でした。
上昇率の高い順
東宝 3.95%高
丸井G 3.18%高
大和ハウス工業 3.06%高
エムスリー 3.02%高
INPEX%高

下落率の高い順
東京電力HD 4.73%安
シャープ 3.07%安
SCREENホールディングス 2.92%安
セブン&アイHD 2.92%安
日立造船 2.29%安

〇米国株による影響
ダウ平均 0.90%(305ドル高)
ナスダック 1.31%高
S&P500指数 1.11%高

米金融大手は発表売りの傾向にありますが、軒並み好決算および米経済指標の記録的な改善は、日本株にもプラス材料。

〇欧州株による影響
イギリス(FTSE) 0.63%高
ドイツ(DAX) 0.30%高
フランス(CAC) 0.41%高

上昇率は控えめですが、イギリスは3日続伸、ドイツは反発して過去最高値を更新、フランスは3日続伸で2000年11月以来の高水準。良好な欧州市場も日本株にプラス材料。

〇ドル円相場による影響
1ドル108円後半で前日と大きく変わらず。109円割れでも円高が進んでいないことは、株式相場に少しプラス材料。

〇様子見ムードで神経質な相場
欧米株高を受けた買いが入るも、日本国内の決算発表が本格化してくることを踏まえ、発表売りを警戒する手控えと手仕舞いも増えています。テクニカル的にも強弱拮抗。米国株が絶好調でも日経平均は軟調・・・警戒感ある神経質な相場という印象。

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