警戒感から様子見ムードが強まる

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株日記は「米国株について」を朝の8時頃
「日本株について」を夕方に(1日2回)更新しています。


4月15日 木曜日

日本株について
本日の日経平均株価は、21円高の29642円で取引終了。
10時頃には167円高の29787円まで買われますが、その後は右肩下がりになって前引け。後場は前日値付近でほとんど動かないまま、21円高と小反発。


〇東証1部の売買代金と騰落状況
売買代金は2兆200億円、出来高は9億4138万株。
値上がり銘柄数は1259、値下がり銘柄数は845、変わらずは87銘柄でした。

〇東証1部の業種別ランキング
29業種が上昇、4業種が下落
上昇率の高い順
海運、鉱業、石油・石炭、非鉄金属、鉄鋼

下落率の高い順
その他製品、精密機器、電気機器、機械、倉庫・運輸

〇日経平均採用銘柄の騰落率
値上がり銘柄数は159、値下がり銘柄数は60、変わらずは6銘柄でした。
上昇率の高い順
セブン&アイHD 5.41%高
日本郵船 4.37%高
住友金属鉱山 3.98%高
宇部興産 3.45%高
川崎汽船 3.43%高

下落率の高い順
カシオ計算機 3.12%安
SCREENホールディングス 3.01%安
アドバンテスト 2.60%安
安川電機 2.51%安
AGC 2.51%安

〇米国株による影響
ダウ平均 0.16%高(53ドル高)
ナスダック 0.99%安
S&P500指数 0.41%安

米国では金融決算を皮切りに決算発表が本格化してきます。先陣を切った金融決算は良好でしたが上げ幅縮小。過去最高値圏での強い売り圧力を警戒する雰囲気は、日本株に対する手控え要因。

〇欧州株による影響
イギリス(FTSE) 0.71%高
ドイツ(DAX) 0.17%安
フランス(CAC) 0.40%高

高安まちまちで大きく動かず。日本株への影響も限定的。

〇ドル円相場による影響
朝から大きく動かず1ドル108円後半。109円割れは前日の株式相場に織込んでいる為、このままだと影響は限定的。但し、円安トレンドが崩れて円高になっていることから、為替も神経質な状況。

〇米国株への警戒感から様子見ムードが強まる
米金融好決算でも米国株は上げ幅縮小。これが大きな手控え要因。今後の米企業決算に対する期待はあっても、米国株が下落すれば日本株に売り材料。また、日本国内企業決算も本格化してきますが、「好決算でも売られる」ことに対する警戒感もあり。東証1部の売買代金は2兆200億円まで減少して閑散相場。後場の値幅は50円ほどしかありません。

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