日経平均大幅安でも全体への警戒感は強まらず

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株日記は「米国株について」を朝の8時頃
「日本株について」を夕方に(1日2回)更新しています。


3月19日 金曜日

日本株について
本日の日経平均株価は、424円安の29792円で取引終了。
前場は30000円付近で揉み合いますが、後場は大きな上下を繰り返す乱高下になりました。


〇東証1部の売買代金と騰落状況
売買代金は4兆4456億円、出来高は21億187万株。
値上がり銘柄数は1491、値下がり銘柄数は623、変わらずは81銘柄でした。

〇東証1部の業種別ランキング
21業種が上昇、12業種が下落
上昇率の高い順
海運、鉄鋼、銀行、証券・商品先物、不動産

下落率の高い順
鉄鋼、情報・通信、ゴム、サービス、その他製品

〇日経平均採用銘柄の騰落率
値上がり銘柄数は147、値下がり銘柄数は74、変わらずは4銘柄でした。
上昇率の高い順
ふくおかFG 6.36%高
日本郵政 4.48%高
本田技研工業 4.45%高
千葉銀行 4.25%高
日本郵船 4.24%高

下落率の高い順
ファーストリテイリング 6.10%安
キッコーマン 3.98%安
コナミHD 3.66%安
Zホールディングス 3.39%安
セイコーエプソン 3.37%安

〇米国株による影響
ダウ平均 0.46%安(153ドル安)
ナスダック 3.02%安
S&P500指数 1.48%安

ハイテク比率の高いナスダックが3%を超える大幅安。これは日本のハイテクにマイナス材料。

〇売りが出やすい状況でした
前日に302円高となり、大きな節目となる30000円を突破。大きな抵抗を上抜けると次は下値抵抗になりますが、少しの間は利益確定も出やすいです。また、2月中旬の高値に接近していたことも、売られやすい状況でした。前回高値まで戻すことを戻り高値と言いますが、売り圧力が強まる傾向にあります。

〇日銀金融政策決定会合で乱高下
・ETF(上場投資信託)の「年間6兆円」の買い入れ枠を撤廃、「上限12兆円」は維持。
・日経平均型のETFの買い入れは停止、TOPIXに連動するETFのみ買い入れる。

後場寄りから1時間は、150円ほど買われた後に400円近く売り込まれ、再び200円ほど買われています。その後は引けにかけて緩やかに下落。全体では大きく動く乱高下となりました。

会合の結果を受けて、ショック安になったのがファーストリテイリング。
後場は一気に売り込まれてしまい、6%を超える大幅安になりました。
日経平均への寄与度が高く、1銘柄で日経平均下落分の半分(212円)押し下げています。

〇全体では大きな影響は無し
日経平均は424円安ですが、ファーストリテイリングの下落を除けば212円安(0.7%安)。
33業種のうち21業種が上昇、東証1部の値上がりは68%になっており、全体での警戒感は強まっていません。

日経平均30000円を下回って終えましたが、私は30000円を基準に考えていないので(今のところは)、想定範囲内という感じです。

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