金利の上昇=株売りとは限らない

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株日記は「米国株について」を朝の8時頃
「日本株について」を夕方に(1日2回)更新しています。


3月18日 木曜日

日本株について
本日の日経平均株価は、302円高の30216円で取引終了。
好調な米国株が大きな買い材料となり、取引開始から1時間で571円高まで買われました。後場は一気に売り込まれて上げ幅を縮小させますが、少しずつ買い戻されて大幅に反発。


〇東証1部の売買代金と騰落状況
売買代金は3兆3544億円、出来高は15億9934万株。
値上がり銘柄数は1444、値下がり銘柄数は654、変わらずは97銘柄でした。

〇東証1部の業種別ランキング
29業種が上昇、4業種が下落
上昇率の高い順
銀行、証券・商品先物、ゴム、その他金融、輸送用機器

下落率の高い順
陸運、不動産、その他製品、情報・通信、倉庫・運輸

〇日経平均採用銘柄の騰落率
値上がり銘柄数は175、値下がり銘柄数は49、変わらずは1銘柄でした。
上昇率の高い順
サイバーエージェント 6.01%高
太平洋セメント 5.76%高
SCREENホールディングス 5.23%高
三菱UFJフィナンシャルG 5.15%高
コンコルディアFG 4.93%高

下落率の高い順
京成電鉄 2.80%安
ソフトバンクG 1.73%安
京王電鉄 1.60%安
三菱自動車工業 1.56%安
Zホールディングス 1.55%安

〇絶好調の米国株が大きな買い材料
ダウ平均 0.58%高(189ドル高)
ナスダック 0.40%高
S&P500指数 0.29%高

ダウ平均は初の33000ドル台となり過去最高値更新。ハイテク比率の高いナスダックは3日続伸。これは日本株に大きなプラス材料。寄り付きから30000円台を回復し、取引開始から1時間で571円高まで買われました。

〇後場は日経電子版による報道で一旦急落
金融政策決定会合で「国内金利の許容変動幅を現状より少し広げ、プラスマイナス0.25%程度になる」との報道から、金利の上昇を警戒した株売りが膨らみました。前引けの488円高から、12時35分には127円高まで上げ幅縮小。

但し、売り圧力は早々に弱まり、引けにかけて少しずつ買い戻され300円を超える上げ幅となりました。前場の高値(571円高)を抜けなくても1%を超える上昇なら十分。また、ドル円相場でも1ドル109円10銭から報道後に50銭ほど円高となりますが、その後は戻して現在109円20銭。

〇金利の上昇=株売りとは限らない
米国株でも金利が上昇したからといって、必ず株が売られるわけではありません。また、金利の上昇を嫌気した株売りで下落したところは、押し目買いの好機になっているところもあり。米長期金利は右肩上がりですが、ダウ平均は過去最高値を更新、ハイテク比率の高いナスダックは大きく調整した後に戻り基調となり、現在は高値から5%程度下落した水準まで戻しています。ナスダックについては、大きな節目となる14000まで急騰していたことから(大きく調整する前の過去最高値)、利益確定売りも出やすかったと考えています。

本日の日経平均とドル円相場の戻りをみても、(今のところ)金利の上昇を極端に警戒する必要は無いと思っています。
また、日経電子版による報道で、金融政策決定会合の内容は「織込み済み(今回の場合は、売り材料にならない)」になる可能性も高いと考えています。

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