次から次へと出てくる国策は後から効いてくる

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株日記は「米国株について」を朝の8時頃
「日本株について」を夕方に(1日2回)更新しています。


3月16日 月曜日

日本株について
本日の日経平均株価は、429円安の17002円で取引終了。
高く寄り付くも早々に下落。9時30分に前日値を回復すると、ほとんど動かないまま前引け。後場は金融政策決定会合の結果を受けて急騰しますが、そこから引けにかけて大きく売り込まれ429円安で取引終了。


〇東証1部の売買代金と騰落状況
売買代金は3兆3191億円、出来高は23億4569万株。
値上がり銘柄数は1019、値下がり銘柄数は1098、変わらずは49銘柄でした。

〇東証1部の業種別ランキング
6業種が上昇、27業種が下落
上昇率の高い順
空運、証券・商品先物、水産・農林、陸運、銀行

下落率の高い順
ゴム、電気機器、輸送用機器、保険、ガラス・土石

〇日経平均採用銘柄の騰落率
値上がり銘柄数は38、値下がり銘柄数は183、変わらずは4銘柄でした。
上昇率の高い順
ANAホールディングス 4.44%高、丸井G 3.70%高、KDDI 3.49%高、中外製薬 2.89%高、関西電力 2.66%高

下落率の高い順
三井E&Sホールディングス 9.03%安、オリンパス 8.89%安、日揮 7.79%安、東急不動産HD 7.56%安、アステラス製薬 6.87%安

----- 早朝に速報が入りました -----
〇1.00%の緊急利下げ
FRBが臨時のFOMCを開き、政策金利を1.00%引き下げることを決定。今月2度目の緊急利下げにより(前回は0.50%の利下げ)、実質ゼロ金利になりました。

〇量的緩和政策の実施も決定
米国債を最低5000億ドル、住宅ローン担保証券(MBS)を2000億ドル購入。

〇ドル資金を供給
日米欧など主要6中央銀行は、ドル資金を供給する(流動性を高める)ことで合意。
----- ここまで -----

----- 欧州の動き
〇フランスが生活必需品を除く全店舗を休業に。

〇ドイツが国境閉鎖
隣接する5ヶ国との間で検問を実施すると発表。物流や通勤する市民の移動は認められるものの、事実上の閉鎖。
----- ここまで -----

〇緊急利下げ、量的緩和、ドル資金の供給は大きなプラス材料
米国株にとっては大きなプラス材料ですが、前週末に過去最大の上げ幅となる1985ドルも暴騰していたことから、控えめにみると反動売りで反落する可能性があると考えていす。最近の日米相場は真逆になることもありますが、米国株が大きく下げれば日本株にも大きなマイナス。

〇欧州勢からの日本株売りが気になるところ
フランスは生活必需品を除く全店舗を休業に。ドイツは国境閉鎖。他の欧州加盟国でも入国を禁止するところが増えており、経済の悪化が警戒されそうです。週明けの欧州株は売られる可能性があり、欧州投資家は先回りした(損失補てんの)日本株売りを出してくる可能性があると考えていました。

〇円高
米国の緊急利下げにより、ドル円相場は1ドル106円前半まで円高進行。更なる円高を警戒した株売りが出てくると考えていました。その後、107円台に乗せますが再び106円前半へ。

〇日銀金融政策決定会合
18-19日に予定されていた会合を前倒しで本日正午から開催。通常2日間のところを1日とし、ETFの購入を6兆円から12兆円に拡大することを決定。これを受けて、日経平均株価はおよそ17200円から17800円まで600円急騰しますが、その後は右肩下がりになってしまい429円安の17002円で取引終了。

〇次から次へと出てくる大規模な国策
新型コロナウイルスの感染拡大および経済への影響を最小限に抑えようと、各国が次々と大規模な国策を出しています。特効薬が出てこない限り終息まで時間はかかりそうですが、国策により新たな感染者を激減させることは十分可能。感染者が激減すれば、不要不急の外出、自粛、休業といった状況も無くなり経済もまわる。

株価の反応は今のところ良くありませんが、各国が足並み揃えた大規模な国策は後から大きく効いてくるはず。


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