米国株急反落でも日本株は底固く

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株日記は「米国株について」を朝の8時頃
「日本株について」を夕方に(1日2回)更新しています。


3月4日 水曜日

日本株について
本日の日経平均株価は、17円高の21100円で取引終了。
米国株の急反落と円高を受けて安く寄り付きますが、僅か15分ほどで前日値を回復。その後、21200円を回復すると売り込まれる展開が続き、そのまま21100円で取引終了。


〇東証1部の売買代金と騰落状況
売買代金は2兆5244億円、出来高は15億767万株。
値上がり銘柄数は802、値下がり銘柄数は1265、変わらずは95銘柄でした。

〇東証1部の業種別ランキング
10業種が上昇、23業種が下落
上昇率の高い順
不動産、情報・通信、その他製品、鉄鋼、空運

下落率の高い順
銀行、保険、海運、輸送用機器、小売

〇日経平均採用銘柄の騰落率
値上がり銘柄数は89、値下がり銘柄数は127、変わらずは9銘柄でした。
上昇率の高い順
KDDI 5.57%高、東宝 3.70%高、バンダイナムコHD 3.64%高、東急不動産HD 3.24%高、住友不動産 3.03%高

下落率の高い順
千葉銀行 3.82%安、あおぞら銀行 3.62%安、イオン 3.55%安、三井住友トラストHD 3.40%安、Zホールディングス 3.39%安

〇米国株の下落がそのまま波及する可能性は低いと考えていました
ダウ平均 2.94%(785ドル)安、ナスダック 2.99%安、S&P500指数2.81%安。3指数揃って大幅に反落しました。前日は過去最大の上げ幅となる1293ドル高まで買われていた為、反落は想定内。よって、この下落がそのまま日本株に波及する可能性は低いと考えていました。

〇欧州株高でも買い材料としては乏しいと考えていました
ドイツ(DAX)1.08%高、フランス(CAC)1.12%高、イギリス(FTSE)0.95%高。3市場揃って上昇しましたが、高値から大きく売り込まれているので、買い材料としては乏しいと。

ドイツは3.5%高あっての1.08%安。フランスは3.3%高あっての1.12%安。イギリスは2.9%高あっての0.95%高。買われた後に売り込まれている為、3市場共に上ヒゲの長いローソク足となりました。経験則を過信するのは危険ですが、大きく売られているので弱含み。但し、3市場共に直近安値を割り込んでおらず、今のところは(売り込まれたことで)失望する欧州投資家は少ないはず。これは、欧州投資家による日本株売りの少なさにつながり、合わせて考えると僅差で買い優勢。

〇円高は売り材料
前日は1ドル108円半ばまで円安になりましたが、夜になると円高進行。FOMCで利下げが決定すると更に円高が進み、一時107円を割り込むところがありました。朝は1ドル107円前半で推移していたので、売り材料になると考えていました。8時30分頃に107円を再び割り込みましたが、その後は株高と連動して107円前半から半ばでの揉み合いに。

〇意外に底固いと考えていました


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