優利加さんのブログ
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協調金融緩和への期待が高まった
先週金曜日の米国株式相場は続落した(DJIA -357.28 @25,409.36, NASDAQ -0.89 @8,567.37)。ドル円為替レートは108円台前半での動きだった。本日の日本株全般は反発した。東証1部では、上昇銘柄数が1,892に対して、下落銘柄数は240となった。騰落レシオは60.09%。東証1部の売買代金は3兆5219億円。
TOPIX +15 @1,526
日経平均 +201円 @21,344円
やはり政府が政策発動を開始した。日銀は「潤沢な資金供給と金融市場の安定確保に努めていく方針だ」と総裁緊急談話を発表した。さらに、日銀はETFを1,002億円買い入れた。買い入れは5日連続で前2月28日の703億円から大幅増額し、1回の買い入れ額としては過去最大となった。しかも、株価が上がっているときに日銀が買うのは異例である。金利低下余地が限られている日銀は窮余の策としてETFを買っている。市場の価格形成機能を損なうがそれは承知の上での買いである。既に日銀の買い入れ累計額は約30兆円にのぼり、東証1部の時価総額の5%を超えるまで増加している。また、米FRBの利下げ観測も浮上して協調金融緩和への期待が高まった。上海総合指数も景気刺激策への期待で上げた。こららを受けて、日経平均は一時450円高まで上げた。日経平均の安値と高値の値幅は758円と、2018年2月6日以来2年1カ月ぶりの大きさとなった。
日経平均の日足チャートを見ると、続落して始まったが切り返して長大陽線で終えた。形としては「切り込み線」を形成し、反発の兆候である。250日移動平均線が当面の上値抵抗線として意識される。ただ、このままV字回復するとは思えない。ありそうなパターンは250日移動平均線辺りまで反発してそこで跳ね返されて2番底を探りに行くような動きである。
売り玉は本日すべて手仕舞い。一部銘柄は買い乗せしました。
33業種中26業種が上げた。上昇率トップ5は、サービス(1位)、水産・農林(2位)、小売り(3位)、証券(4位)、その他製品(5位)。
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