優利加さんのブログ

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市場のセンチメントは先高

先週金曜日の米国株式相場はわずかに続伸した(DJIA +3.33 @28,135.38, NASDAQ +17.56 @8,734.88)。ドル円為替レートは109円台半ばでの動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が992に対して、下落銘柄数は1,047となった。騰落レシオは102.71%。東証1部の売買代金は1兆8617億円。

TOPIX -3 @1,737
日経平均 -71円 @22,952円

日経平均は先週金曜日に598円高となっていたので、今日は利食い売りが優勢となり小幅安となった。米国は12月15日に予定していた対中制裁関税第4弾の残り1600億ドル分の発動を見送り、9月発動分(1200億ドル分)の関税率を15%から半減すると決めた。ただ、第1~3弾(2500億ドル分)の25%は維持したため、事前に期待されたほど関税引き下げの対象が多くないと見られ、今後の米中交渉を警戒する見方もある。他方、英総選挙の結果を受けて、英国の合意なきEU離脱が回避されるとの観測が広がって株式相場を下支えしている。

日本時間今夜に12月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)が発表される。11月のグローバル製造業PMIは4カ月連続で前の月から上昇し、7カ月ぶりに好不況の分水嶺である50を超えた。金融緩和を背景に上げてきた株が実体経済の回復の裏付けでさらに上げることができるかどうかに注目が集まる。

2020年の米大統領選挙が終わるまでは米中貿易問題は休戦となるというのが株式市場の見立てである。今後始まる第2弾の貿易交渉で、既に課している第1段~3弾の関税が見直されると株式相場は織り込みつつある。

日経平均の日足チャートを見ると、今日は上ひげを引いた寄引同事線で終えた。予想通り、利食い売りが優勢となった。市場のセンチメントは先高であり、10日移動平均線も上向きに変わってきた。昨年10月2日の戻り高値@24,448円を意識しながら強含みの展開となると見ている。ただ、証券株の動きが頭打ちになってきた点は気を付ける必要がありそうだ。https://www.traders.co.jp/domestic_stocks/domestic_market/kokunai_index/kokunai_index_chart.asp?ID=0229&TITLE=証券%EF%BD%A5商品先物取引(東証1)

33業種中23業種が下げた。下落率トップ5は、ゴム製品(1位)、海運(2位)、金属製品(3位)、医薬品(4位)、ガラス・土石(5位)となった。

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