[ロイターの記事より抜粋]
筆者が定期的にアップデートしている「ファンダメンタルズ・モデル」に基づくドル/円のフェアバリュー(適正価格の推計値)は、現在120円前後に位置する。実際の相場は110円前後と10円近く下振れているが、この推計値と実勢は上下最大10円程度乖離することが多い。
また年央から秋口にかけ、ドル円はジリ高で推移するとの見方を維持している。
(原文)
https://jp.reuters.com/article/column-forexforum-plazaaccord-osamu-taka-idJPKCN1QV0BE
[ニトリホールディングス会長 似鳥昭雄氏]
円相場予想の達人と言われる同氏の的確な相場予測が
ニトリの快進撃を支えているそうですが
その似鳥会長の2019年ドル円予想は年平均100円~110円です。
(ご参考)
https://fxblogmt4.com/2018/12/nitori-stock-exchange-forecast-2019/
年平均値が110円なら両者の予想は引き分けということになりますが
100円と120円では株価的に天と地の差が生じます。
またアナリスト、評論家、企業経営者達が予想する年末の日経平均株価は
20000円~25500円とかなり開いていますが
恐らく円相場の読みが異なっている所為ではないかと考えています。
結局「相場は相場に聞け!」と言われる様に
専門家といえどもピタリと予想が当たる確率は極僅かなので
偶然当たった人が気持ち良く正月を迎えられるだけに過ぎません。
因みに東京市場は、米中関係や米朝関係に改善が見らない場合
ヘッジファンドの狙い撃ちに遭う可能性が高いと考えています。
特に今年のG.Wは10連休の企業が多く、この間国内機関投資家は動けないので
昨年のクリスマス同様、彼らの仕掛けに要注意だと思います。
それからもう一つ、私の彼岸底予想は見事に外れましたが
企業決算が本格化すれば必ず膿が出ると考えています。
例えば金利の低下で最近のNYナスダック市場は上げ潮ムードですが
やはり「FANNG」の業績悪化懸念は拭えません。
世界的に景気が減速すると予想されている2019年ですが
株価が実体経済に連動するのか。
それともFRB、ECB、日銀が金融緩和に動き過剰流動性相場が復活するのか
これも相場に聞くしか分からないのでしょうね。。。