ブレイク・全卵カルボナーラをより安価に調理するために、
生クリームを止めてみた。
通常、実験というのはひとつ、ひとつ段階を追ってなすべきところ、
短気なオイラは、二つの要素を一気に変えてみたのだった。
それで、タイトルのような迷いが生じてしまったのだ。
卵とパルメザンチーズを混ぜたボウルに、生クリームではなく牛乳を混ぜた。そして、卵を1個から2個に増やした。
すると、茹であがったパスタを加えた瞬間に、卵が凝固してダマになってしまった。急いでフライパンの牛乳ワインとベーコンめがけてダマになりかけたソースとパスタを投入すると、牛乳ワインによってダマは希釈され、被害はやんだ。ソースに粘りが出るのは、少なくとも防げた。味も悪くないが、前回と異なり、気分が悪い。
やはり、高価な生クリームがないと駄目なのか、それとも卵が多くなって濃度が変わりダマになったのか、原因がどちらかわからないでいる。気分が悪い。
卵1個で、生クリームをちゃんと使えば大丈夫なのは、前回確認している。
自動車を作るのと一緒で、何度か試験してみないと本当の姿が浮かんでこない。しょーがない。
想像では、生クリームの影響が大きいのではないかと思っている。
生クリームに温度の緩衝作用があって、茹でたてパスタの熱を和らげて卵が凝固しなかった可能性があるのではないか。
次回は、生クリームを使って、卵2個でやってみよう。
PS:閉店前の仕事場に、味の十八番の大将がやって来た。プリンの作り方を調べてくれて、プロがネットでギリギリのところまで技を公開してくれているという。味の十八番は中華屋なのに、中毒性の非常に高いカレーライスがあったりする。そのうちに、プリンも売り出すのかもしれない。頼む、今度はカルボナーラを調査してくれないか。