優利加さんのブログ

最新一覧へ

« 前へ1351件目 / 全3136件次へ »
ブログ

日経平均、どうやら2点底を形成中のよう

先週金曜日の米国株式相場は下げた(DJIA -178.74 @24,285.95, NASDAQ -33.27 @6,938.98)。ドル円為替レートは113円台前半の前日比やや円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄の方が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,119に対して、下落銘柄数は915となった。騰落レシオは90.19%。東証1部の売買代金は2兆1733億円。

TOPIX +3 @1,632
日経平均 +165円 @21,812円

2025年の万博の開催地が大阪に決まり、業績改善が期待される建設株の他、倉庫・運輸などで買いが優勢となった。特に、会場整備などの工事が増えるとの思惑から、関西が地盤の大林組や奥村組が買われた。まだ気が早いと思うが、旅行需要の増加期待から南海電鉄や京阪HDも買われた。しかし、米国市場でハイテク株などの下落が前週末まで続き、日本市場では電気・ガスや食品株の一部が上げたが、主力ハイテク株は下げた。スマホの販売不振報道からアップルは4日続落した。アマゾンやフェイスブックなどのFANG株も軒並み下落し、米国株の下げ止まりの兆候はまだ見えてこない。足元では世界的にハイテク株に売り圧力が高まっている。ハイテク株を売り、その資金で薬品、食料品、電力・ガスなど内需・ディフェンシブ銘柄が買われている構図である。

欧州、中国、新興国の経済が減速している中、米国がなんとか頑張っている。しかし、米国では2019年会計年度が終わる2019年9月までの歳出拡大が決まっているが、上院と下院で多数派が異なるねじれ国会となったことで2019年10月からの会計年度は歳出規模が小さくなると見られている。歳出規模が縮小すれば、景気をその分だけ下げる圧力が働く。

日経平均の日足を見ると、どうやら2点底を形成中のようである。10月2日高値と11月8日高値を結んだ下降トレンドラインをもう少しで上抜けしそうである。もし、仮に上抜けして反発を継続したとしても、今のところ、戦略は「戻り売り」を考えている。10月2日高値を更新することは当分の間ないだろう。しばらくは買いで稼いで行くが、どこかからまた下げで稼ぐ戦略である。

33業種中24業種が上げた。上昇率トップ5は、ゴム製品(1位)、パルプ・紙(2位)、海運(3位)、倉庫・運輸(4位)、その他製品(5位)となった。

コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。