このシュウマイレシピの利点は、
1:蒸し器を必要としない
2:シュウマイを皮で包む手間がいらない
というふたつが大きい。
8mmに斜め切りした皮つきニンジンをフライパンに敷き詰め、
その上にシュウマイを配置して、水を100ml入れ中火にかけ、フライパンにふたをしたら、沸騰してから10分放置するだけ。
合いびき肉200gにタマネギ1/2個の粗みじん切りを混ぜ、レシピ通りの調味料を入れて混ぜ、冷蔵庫で30分置いて具材を落ち着かせる。
(レシピでは豚ひき肉と、5mm角に切った豚バラ肉/豚ひき肉+ホタテなどアレンジ可能と思われる)
シュウマイの皮30枚分を2mm幅に切ってストラップにし、バットに敷き詰める。シュウマイの具材を12等分して、そのひとつを手で丸め、ストラップにしたシュウマイの皮をまとわりつかせ、手で圧を加えて再び丸める。
(途中でストラップにしたシュウマイの皮が足りなくなり、冷蔵庫にあった干からびて煎餅のような姿に変わり果てていた餃子の皮を、手でちぎって代用したのだが、それもうまくいった/これが4個分、つまり8個分しか正式にできなかった)
時間が心配だったが、ピッタリ10分で火が通っている。
からし醤油で食してみると、ちゃんと美味いじゃないか。タマネギの甘さと肉のうまみが口の中で融合し、そこにからし醤油が追い打ちをかけてくる。
また、シューマイひとつの大きさは、市販品ではありえないくらい大きい。
フライパンの底に、すのこのように敷き詰めていたニンジンは、
これまたちゃんと火が通っており、少しくらい焦げ目になっていても
苦味すら感じず、ニンジンのやわらかい甘みと、適度でどんぴしゃりな歯ごたえが素晴らしい。ニンジンにはなにも調味料を加えていないのに、この美味さ!
★「うまさあふれるミートマジック2」
小田真規子著 2015.1.10.初版 電子書籍
やっぱり、小田真規子はすごくって偉大だ。
このバカでっかいシュウマイには、「華しゅうまい」というタイトルがついている。なるほど、出来上がりを眺めていると、ストライプ型に切ったシュウマイの皮が肉団子に纏わりついている様は、どことなく花のように見える。
そして、いろいろなアレンジを加えられそうなところ、その調理の手間の簡便さなど、魅力たっぷりなレシピになっている。オモロすぎる。