がん予防に最強な野菜スープ

元祖SHINSHINさん
元祖SHINSHINさん
生野菜では、目的成分が体内からほとんど排泄されてしまう。
野菜を細かく切り刻むか、フードプロセッサにかけて煮込むのが、
野菜に含まれる目的成分を抽出する最適な方法だという。

★「抗がん剤の世界的権威が直伝! 最強の野菜スープ」
  前田浩著 マキノ出版 H29.11.25.第一刷 H30.5.22.第八刷 電子書籍版

がんの発生に深くかかわっている活性酸素を除去する力が、野菜スープにはあるという。また、活性酸素は成人病や老化にも関与しており、健康を維持するには野菜スープが必須だという。フラボノイド、カロテノイド、ポリフェノール、ルテイン、ケルセチン、ビタミンA・C・E、グルタチオンなどなど、こうした野菜に含まれている有効成分を、著者は「ファイトケミカル」と呼んでいる。このファイトケミカルが、活性酸素を強力に除去してくれるのだという。

例えがんを発症してしまったとしても、野菜スープを摂ることで進行を遅らせることも可能だし、延命効果も確認されているという。

野菜は6種類ほど材料にするのが望ましいとされ、根菜類では根よりも葉にファイトケミカルが豊富なので、すべて材料にすべきだと。

読み進めていくうちに、冷蔵庫の野菜室が気になりだした。
いつもいつも、野菜をダメにして捨ててしまうことが多かった。
早速、野菜室を整理して、まだ食せる材料をすべてこまかく刻んで、野菜スープを作ってみた。灰汁の中にもファイトケミカルがあるというので、皮を剥かないニンジンから出ているであろう灰汁を取り除かなかった。

また、野菜から出る甘みが強く、そのままでは飲みにくいので、コンソメ顆粒と白胡椒を入れた。塩の代わりにダシ顆粒の原理。二杯目には溶き卵を注ぎ入れ食した。優しい甘みに満ちたコンソメスープは、なかなかイイ感じ。中華だしや和風だし、鶏がら顆粒でも試せば、きっと飽きない。スパイスを変化させても、新たな感動を見いだせそうだ。

そして、これからは野菜室をしょっちゅう覗くことになるはずだから、野菜を無駄にすることもなく、視認性の上がった野菜室のおかげで、無駄にダブって野菜を買うことも無くなろう。体にイイだけでなく、財布にも優しくなるという算段だ。

時短を目指すのならば、野菜たちをフードプロセッサにかけるのだろうが、
それだと色が一色になってしまってオモロクない。やはり、時間はかかっても、色とりどりの野菜たちを細かく刻んだ方が、スープの出来上がりが色彩豊かになって目にも楽しい。赤や緑、黄色や白の色彩がスープに浮かんでいる。刻み方を変えても、その色彩に変化が出るだろうから、それもまた楽しかろう。

それに、細かく刻んでしまえば、思いのほか楽に量も摂取できることになる。
食が細っている人にも最適だ。

野菜スープ、大いに気に入った次第。
飲み終わると、体が喜んでいるのがわかる。
寒い冬に、熱燗を飲み干した時のような感覚がわいてくる。
素晴らしい。








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