食べられる絵の具。
★「新装版 フランス料理の教科書」
川上文代著 新星出版社
今回は、白いルーを作ってみた。
フランス料理では、主にとろみ付けに使われるという。
日本でいえば、片栗粉みたいだ。
でも、片栗粉だとダマになりやすいし、とろみの濃度も調整しずらい。
ルーの方が便利そうに思える。
(麻婆豆腐をルーで作ったら、どーなるんだろ?)
薄力粉50g、バター50g、だけが材料だ。
フライパンにバター50gを投じて火にかける。
バターが溶けたら、火を止めて、薄力粉をドサッと入れる。
しばらく余熱でかき混ぜて、全体がきれいに混ざってきたら、
弱火にして2~3分、ゴムべらで焦げないようにかき混ぜる。
たった、これだけ。
バターの香りが漂うので、腹が減る。
さましてから、密閉できる容器にあける。
重さを量ったら、81gだった。
冷蔵庫に保管すると1ヶ月もつという。
ただし、他食品から臭いをもらいやすいので、密閉容器に保存する。
グラタンなら白いルー1:牛乳10、シチューなら0.5:10で調整するみたいだ。
なお、しつこくしつこく黒くなる手前まで火にかけて混ぜつづけると、
茶色いルーになるという。
デミグラスソースなどに使用するそうだ。
もちろん、作りおきしておいた白いルーを一部取りだして、
火にかければ茶色いルーになる。
PS:コラコラ君、それだと少し色づいているだろうと、
指摘する人がいたら、プロに違いない。
収量から換算しての指摘だろう。
教科書によれば、中間色のルー、昔は主流だったという。
が、今では白いルーは白い料理、茶色いルーは茶色い料理に
使うのが流行だとか。
「サラサラになるまで」って表現が引っかかって、
少し火にかけすぎてしまった。なので、ほんのりと茶色い。