昨夜のNY市場は上昇して引けましたが反発力は弱く
相変わらず貿易戦争に対する危機感が株価の上値を抑えている様です。
ただ中国を除く世界の株式市場は貿易戦争をほぼ織り込んだとの情報もあります。
無責任な言い方をすれば「マンネリ化」とも言えそうですが
米国内の世論が貿易戦争反対に大きく傾き始めているのも事実で
世論がトランプ大統領の暴走を止めるのではないかと期待されています。
但し圧倒的に輸入の割合が多い中国に対しては
引き続き追加関税措置や、知的財産保護の観点から
米国内の中国企業に圧力を掛け続けるのではないかと思います。
因みに今月は第一四半期決算の発表が行われますが
日経平均採用銘柄の予想EPSは前期比5%減と予想されている反面
想定為替レートは105円~106円に集中しており
総合的には可も無不可も無しという結果になるのではないでしょうか。
ただ貿易戦争の煽りで株価が急落したハイテク関連株は
かなり割安になっていますので
元々好業績の半導体や電子部品関連株などは
四半期決算発表前に短期で狙ってみるのも面白いかも知れません。