2018年相場も今日から後半戦に入りますが
米中貿易戦争によって米・中共にリセッションの可能性が高まっています。
米国では家計貯蓄率の低下がリセッション入りの前兆だ考えられており
リーマンショック直前には2%という歴史的低水準記録していましたが
現在も2.5%まで低下しており、専門家は警戒感を強めています。
https://jp.reuters.com/article/column-us-economy-idJPKBN1JB05X
またGDP成長率と株価上昇率から算出した「バフェット指数」の値が
「米国=1.4、日本=1.2」となり、株価はかなりの過熱状態にあります。
https://www.moneypost.jp/282083
しかし株価の不安要素を他所眼にFRBは粛々と利上げを行っていますから
後半2回の利上げ観測が益々濃厚になればリスク・オフの恐れもあり
「VIX指数=基準20」「恐怖貪欲指数=基準42」の変動も見逃せません。
http://money.cnn.com/data/fear-and-greed/
一方2018年度の中国経済はやや減速すると予想されていましたが
米中貿易戦争でさらに悪化するとの懸念から中国本土株は急落。
上海総合指数は政策的に鉄板だと考えられていた3000ptをあっさり割り込み
2015年8月に「株安・元安」が発端となって起こった世界同時株安
いわゆる「チャイナショック」の再来にも警戒して置きたいところです。
何れにしても米中貿易戦争がさらに悪化すれば
ヘッジファンドが黙って見過ごす筈はなく
夏季休暇で出来高が減少する8月は最も注意が必要だと思います。
という訳で、2018年後半は貿易戦争の巻き添えで波乱相場が予想されるため
落ち着くまでは内需の中小型材料株中心の売買に徹しようと考えています。