不思議な偶然がまたまた起こったらしく、
酢を使った料理がふたつ紹介されていた。
ひとつは煮込んで加熱することにより、酸味を飛ばす手法。
そして、二つ共通して採用されていた手法が、砂糖を加えること。
(アジの梅酢あんかけと、もうひとつは忘れたけど)
オイラは、ハタと思いついていた。
お稲荷さん、いや、稲荷寿司の方なんだけど。
すっぱい酢飯と、甘い油揚が口の中で出会ったときの、
何ともいえない絶妙なハーモニー。
少なくとも日本人は、
酸味を加えたときにおきる味気なさ、うまみがどこかに消えてしまうことを愁いて、
砂糖を加えると、どーいうわけかうまくなるということを、
DNAに刻み込んできていたにちがいない。
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というわけで、トマトカレーに砂糖を加えると、何か変わるかもしれない。
しかし、かといって、それでダシのうまみを引き出すことにまで繋がるかは不明だ。
なぜなら、それはあくまでも、
酸味と甘みの絶妙で不思議なハーモニーだけにとどまる現象かも知れないからだ。
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S&Bの「予約でいっぱいの店のポモドーロ」が生み出している、
あのトマトの濃厚なうまみは、どうして生じているのだろうか?
上記までの考察により、
オイラは、きっと砂糖が加わっているに違いないと思い、
急ぎ製品の裏書きをながめてみた。
しかし、しかし、どこにも砂糖という文字は印刷されていなかった!
やはり、落合務シェフは、天才だってことなのだろうか?
いやいや、実は調味料(アミノ酸等)に、味の素とか、入ってるかも知れないし。
その他には、砂糖の250倍甘いとされる甘草由来のグリチルリチンが
入っているのかも知れない。
今のところ、真実は不明だ。
PS1:スパイスカレーの件、トマトピューレを加えた後の煮込みが足りない、
(うまみを感じにくくさせる酸味を飛ばす)
その可能性も強く浮上してきているが・・・・・・。
PS2:「予約でいっぱいの店のポモドーロ」、
よく読んだらカラメル色素の記述が。
砂糖を煮詰めると、カラメルに。 正体視たり!?