NTTドコモと、ドラッグストア大手のマツモトキヨシホールディングスは、マツキヨの店舗で買い物をすると、ドコモのポイントサービス「dポイント」とマツキヨの「マツキヨポイント」が同時にたまるサービスを始めるそうです。
ドコモはdポイントの加盟店を増やしており、携帯電話事業でも競合となる楽天のポイントサービスに対抗し、平成32年度までにポイント発行サービス日本一を目指すそうです。
携帯電話契約者が頭打ちとなる中、ドコモは携帯電話契約の有無を問わず、dポイント利用者を増やす考えのようです。
マツキヨ店舗でのdポイント取り扱いは、30日から東名阪地域の約850店舗で始め、順次、全国約1600店舗に広げるそうです。
買い物の際、dポイントカードとマツキヨポイントカードを一緒に示すと、購入額100円(税別)ごとに1ポイントがそれぞれのカードにたまるとのことです。
ドコモは携帯電話契約者以外の顧客取り込みに注力しており、dポイントの利便性向上と会員数拡大を目指す方針を打ち出しているそうです。
dポイントで支払える加盟店は18日時点で、ローソンやマクドナルドなど112社(約3万1300店)と平成28年度末の31社から大幅に拡大したそうです。
dポイント会員も3月末で約6500万人と共通ポイントサービス「Tポイント」に匹敵する規模に成長したそうです。
一方、楽天のポイントサービスの利用会員は約9500万人、利用可能店舗も昨年9月時点で約70万店に達するなど、ドコモとの差は大きいようです。
ドコモは楽天に対し、格安スマートフォンサービスのための回線貸し出しなど良好な関係を築いてきましたが、楽天が携帯電話事業参入を表明すると、ドコモの親会社、NTTの鵜浦社長がグループとして楽天との協業関係を解消する可能性に言及したそうです。
今後は携帯電話とポイントサービスで、楽天とドコモが激しい顧客争奪戦を繰り広げることになるようです。
ドコモは元々顧客基盤が大きいだけに、契約者以外の人もdポイント会員に取り込めれば、まだまだ成長する余地もありそうですね。
(逆に奪われる可能性も大きいかもしれませんが...)
9437:2,756円、 3088:4,785円、 4755:792.8円、
2651:7,120円、 2702:5,180円、 9432:5,164円