優利加さんのブログ

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ダブルボトムを形成中

昨日の米国株は高安まちまちとなった(DJIA -157.13 @25,178.61, NASDAQ +27.51 @7,588.32)。ドル円為替レートは前日比やや円安の106円台後半での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,579に対して、下落銘柄数は419となった。騰落レシオは101.73%。東証1部の売買代金は2兆3364億円。

TOPIX +10 @1,751
日経平均 +144円 @21,968円

TOPIXも日経平均も4日続伸となった。前場は、森友学園への国有地売却問題や米国の鉄鋼とアルミニウムへの輸出制限を懸念した売りが先行して下げた。しかし、後場になると円相場が対ドルで下落して円安方向へ動き出すと、好業績銘柄への買いが優勢となった。それでも日経平均は22,000円には届かなかった。国内政局の不透明感と3月末へ向けての機関投資家の売り懸念が頭を抑えている。

日経平均は昨日、十字線だが下向きの25日移動平均線を回復し、本日は陽線となった。1月23日高値と2月27日戻り高値を結んだ下降トレンドラインを終値で上抜けた。日経平均は明らかにダブルボトムを形成中である。2月27日の戻り高値@22,502円がネックラインとなる。当面はこの突破を目指すことになる。

昨日の米国株式市場でハイテク株比率の高いナスダックが最高値を更新したこと、さらに、半導体の代表指数である米フィラデルフィア半導体指数(SOX)が7日続伸して高値を更新したことを好感し、東京市場でも東京エレクトロン、信越化学工業、アドバンテスト、SCREENホールディングスなど半導体関連銘柄に買いが入った。この4銘柄だけで日経平均を約35円押し上げた。しかし、半導体に期待しすぎるのは注意が必要だろう。低金利がまだ当分続きそうで銀行株は買えない。円高懸念で輸出関連銘柄も買いにくい。だから、消去法的に半導体関連銘柄を買っている面もありそうだからだ。加えて、半導体に代表されるハイテク株は素材メーカーなどと比べれば貿易摩擦に巻き込まれ難い。なぜなら、米国内での代替生産が難しく、保護主義的な傾向が強まっても輸入制限の対象とはし難いからだ。だが、今後、半導体需要は伸び悩むという予想が多いことは留意しておくべきだろう。

33業種中27業種が上げた。上昇率トップ5は、電気・ガス(1位)、精密機器(2位)、サービス(3位)、食料品(4位)、医薬品(5位)となった。

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