堅実さんのブログ

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老木 30年1月26日(金) 20時10分

 1月26日()の日経新聞の最後のページに、老木の記事あり。その中で、こんな事が書いてあった。はっとするような事だ。

 「木は根が張ってから、自分では動くことができない。その場所で、その環境に耐え、じっと、我慢して生きる他ない。そうやって、何百年、何千年も、耐えぬいて生き残ったのが老木だ。」

 これを見て、自らを考えた。不平、不満が出るのは、自然な感情で、消しようがない。しかしそれを認め、その中で、長い間生き残ることこそ、価値があるのではないか。


 生きてゆくのは、様々な困難がつきものである。私の場合も、恵まれた人間関係ではなく、様々な嫌がらせ、パワハラを受けた。しかし、じっと我慢して、最後には、待遇は、職場で一番悪くても、退職金を貰ってやるという目標で、我慢して働いてきた。そして、定年退職になった。傍から見て、みっともないと見えただろう。それにも耐えた。

 ここで、短気を起こして退職すれば、今の生活は無かったと思う。よく耐えものだ。



ただ、ここで言えるのは、私自身にも処世術が少なかったことも原因している。よき師に巡り会えなかったことである。人は環境に左右される。しかし、その環境の中で、何とか生き残るには、老木のように、耐えて、生き残るしかない。


(ここで、言えるのは、一概には言えないが、残業が長くて、健康を害する場合は、考えた方がよい。世の中には八方塞がりの状態は、そう無いと思う。当人がそう考えているだけである。)

  そして老木ではないが、今、仕事がないので、自分にやり易い生活が出来るようになった。これからの生き方で、大樹となり、ご神木とかこれは凄いと言われないまでも、それに近い、生き方はできるのではないか。

 欲望を抑え、健康に注意し、静かに生きること。これこそ、M君(M君は、少し前のブログに書いてあります。)ではないが、堂々とした人生になるのではと、少し感じた。規則正しい生活である。そしてそれは修行の生活である。



 



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