ビックカメラ 株主総会議案書チェック

[まはいさん]

ビックカメラのは５年あまり株主です。
しかし、当初から大幅な利益銘柄なので半ば放置していました。　そこで、今日は雪で予定が潰れたので、じっくり株主総会議案書を読み込みました。

役員
執行役員制度を導入しているのに、取締役が１３人も居ます。
しかも、社外取締役を除く１０名の取締役が執行役員を兼務しています。
「代表取締役社長兼社長執行役員」、初めて目にした肩書きですが、他の会社でも有るのか気の留めておきます。
執行役員給与は役員報酬とは別なので、開示することなく支払えます。　開示規則の潜脱行為と感じます。
「取締役兼執行役員内部監査室長兼内部統制室長」、一般的に兼務してはいけない相互牽制の部署の長を掛け持ちしておられるが、良いのですか？
取締役ではない執行役員が１７人です。
「執行役員有楽町店店長」、何ですかこれ？

平均勤続年数　９．６年
数年前にヤマダ電機が傾いた原因の一つが平均勤続年数の低下でした。家電ヘルパーを上回る商品知識がなければ押し付けになり、顧客満足を得難いです。
ヤマダ電機は勤務改善により平均勤続年数を１０．９年まで改善しました。
ビックカメラの平均勤続年数は昨年の９．８年から悪化しています。
急成長している企業なら平均勤続年数が１０年を下回ることはあります。しかし、専門店の売場力には疑問を落としておくべきでしょう。

ビックカメラ　５年チャート　↓ クリックで拡大

５年前にビックカメラに投資したのは、運が良かったと言う以外の何ものでもありません。

保有銘柄の分類2017.11.2　↓ クリックで拡大

ビックカメラは、株主優待目的に分類しています。
２単元を２名義で保有して、年間１万円の株主優待です。

投資方針
ビックカメラは、株主優待利用を勘案すると、継続保有で投資資金を回収できそうです。
しかし、人事は劣悪な臭いが漂うので、気に留めておきます。