kouboudaisiさんのブログ

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初転法輪

釈尊が鹿野恩苑で嘗て一緒に苦行を実践した5人の仲間に、因縁果の法則を説法したのを初転法輪という事をほとんどの人はご存知だと思います。
「すべてのものやことがらは、無数の原因(因)と無数の縁(条件)が、相互にさまざまにかかわり合って生じ成り立つのだ。他と関係なしにそのものだけで、自分だけで一人立ちや独立できるものは、この世の中に何一つないのである。因と縁のかかわり合いで、一切のものやことがらが生じ成立するのであるから、因や縁がなくなれば、因と縁とのかかわり合いでできた結果(果)もおのずからなくなるのである。したがってこの世の中にあっては、永遠に変わることなく存在するものは何一つもない。」ときっぱりおっしゃったのです。
「人間が生まれるのも死ぬのも、神の力でも悪魔の支配によるものでもない。生まれるべき因と縁があるから生まれ、その因と縁がなくなれば死ぬのである。すべてのもがいつまでも生きながらえ、存在し得るものは、この世の中に一つとしてあり得るわけがない。」と釈尊は言葉をつづけられたのです。
「すべてのもは縁によって生じ、縁によって滅びるのは永遠不変の道理である。だからうつり変わり、常にとどまらないということは、天地の間に動くことのないまことの道理であり、これだけは永遠にかわらない。雨が降るのも、風が吹くのも、花が咲くのも、葉が散るのも、すべて縁によって生じ、縁によって滅びるのである。」
この因・縁・果は植物の例えると、種(因)が蒔かれ土壌・気候(縁)によってその植物に花・実(果)が成熟するかどうかという事だと思われます。
そのような訳で、株式投資で株を売買し儲かったとか損したとかこのサイトでは私も含め毎日のように騒いでいますが、どんなものなのでしょうか?
蒔かぬ種は生えぬとは言いますが、蒔いたがために実らずに種もみまで損をすることはよくあることです。そんな事を繰り返してもう7年近く経過してしまいました。無常感ではなく、無常観ををよくわきまえれば株式売買などもうしたくなくなるのではないでしょうか?

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