ファーストリテイリングは、平成29年８月期の連結営業利益が1764億円（前期比38.6％増）となり、このうちカジュアル衣料品店「ユニクロ」の海外事業の比率が過去最高の39.9％を占め、731億円だったそうです。
出店地域の気候などを考慮したきめ細かい商品展開が奏功し、中華圏や東南アジアで業績を伸ばしたようです。
平成30年８月期も海外が牽引役となり、売上高が初めて２兆円を超える見通しのようです。
831店舗を展開する国内のユニクロは、軽くて動きやすい「感動パンツ」などのヒットで売上高を8107億円と1.4％伸ばしたものの、人件費上昇や円安傾向による原価増が響き、営業利益は6.4％減の959億円と増収減益だったそうです。
一方、645店舗ある中華圏（中国、台湾、香港）は、スマートフォン向けの広告によるブランドの浸透が功を奏し、売上高が4.1％増の3464億円、営業利益は37％増の501億円と大幅増益となったそうです。
163店舗の東南アジア・オセアニア６カ国も、所得水準に合わせた手頃な価格の商品やイスラム教徒向けのファッションで客層を拡大し、海外ユニクロ全体の営業利益は、95.4％増とほぼ倍増したそうです。
ファーストリテイリングは平成32年の売上高３兆円を目標としており、柳井正会長兼社長は12日の決算会見で「今後も海外以上に日本で稼ぐため、在庫を減らす努力やネット通販企業との連携などが必要だ」と述べたそうです。
中華圏にはユニクロが645店舗もあるんですね。
知りませんでした。
9983：34,850円
