優利加さんのブログ

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売り方の買い戻しにより反発してきたが

昨日の米国株式相場は小幅上昇した(DJIA +39.32 @22,158.18, NASDAQ +5.91 @6,460.19)。ドル円為替レートは110円台半ばの円安方向での推移だった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が683に対して、下落銘柄数は1,231となった。騰落レシオは108.62%。東証1部の売買代金は2兆2501億円。

TOPIX -5 @1,632
日経平均 -58円 @19,807円

TOPIXも日経平均も小幅反落した。昨日すでに上値が重いローソク足の形となっていたが、本日は上ひげを引いた陰線で反落し、上値の重さをさらに印象づけた。ミサイル発射報道があった8月9日から北朝鮮の建国記念日の前日にあたる9月8日までの1カ月間で日経平均は721円下落した。しかし、今週月曜日からの4日間で反発し、下げ幅の8割以上を埋めた。本日の特徴的なことは、金融株の弱さだろう。前日に米長期金利が上昇したので、その流れを引き継げば、金融株が相場を牽引しそうな局面だった。米国債のデフォルト懸念の回避を受けて米金利の低下が一服したため、9月12日には保険や銀行が強含んだ。しかし、本日は早くも息切れした。だが、そうかといって大きく下げるわけでもない。したがって、売り方は苦戦している。

5月第3週(15~19日)から8月第5週(8月28日~9月1日)までに海外投資家は先物で約1兆5500億円を売り越した。他方、同期間に日銀は1兆7400億円のETFを買った。同期間の海外投資家の現物と先物を合計した売越金額は約1兆9000億円。これに対し、事業法人の買越額、約7200億円と、日銀のETF買いを合計すると2兆4000億円となった。先物売りの持ち高はいずれ買い戻しの反対売買をしなければならない。今週の反発局面は、下げると賭けて売ったのになかなか下げない相場を前に撤退を余儀なくされたと見るべきだろう。ただ、買い戻しはそろそろ尽きたのではないか?

33業種中26業種が下げた。下落率トップ5は、空運(1位)、非鉄金属(2位)、精密機器(3位)、情報・通信(4位)、不動産(5位)となった。


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