優利加さんのブログ

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米国金利低下⇒円高⇒日本株上がれず

昨日の米国株式相場は大幅高となった(DJIA +123.07 @21,532.14, NASDAQ +67.87 @6,261.17)。ドル円為替レートは113円台前半の円高方向での動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が882に対して、下落銘柄数は994となった。騰落レシオは108.97%。東証1部の売買代金は1兆9815億円。

TOPIX ±0 @1,619
日経平均 +1円 @20,100円

欧米株高は円高で打ち消され、TOPIXも日経平均も前日比ほぼ変わらずで引けた。「インフレ率は目標を下回っており、最近は低下している」「自然利子率は歴史的にみて低く、中立的な政策姿勢になるのにそれほど金利を上げる必要はない」。イエレンFRB議長の利上げに関するハト派的発言を受けて欧米やアジア市場の株式市場では大幅高が相次いだ。米国のダウ工業株30種平均は過去最高値を更新した。アジアでも韓国株やインド株が取引時間中に最高値を更新した。

他方、イエレン証言で米長期金利が低下した結果、円相場は円高に振れた。7月11日に一時114円台前半と約4カ月ぶりとなる円安水準を付けるなど、ここ1カ月弱で6円近く円安が進んだこともあり、イエレン議長のハト派発言は短期勢に調整の絶好の円買い戻しのきっかけを与えた。7月13日はハト派のブレイナードFRB理事の講演が控えているので目先は円高が進行しやすいか。しかし、米国だけでなく欧州も金融緩和の縮小を模索しているので、中長期的には日本との金利差を意識した円安の流れは続くという見方もある。

米長期金利の下落を背景に利ざや改善期待が後退した金融関連株には売りが広がった。第一生命HDT&Dといった保険株や、みずほFG三菱UFJなどの銀行株が下落した。

33業種中17業種が下げた。下落率トップ5は、海運(1位)、ゴム製品(2位)、銀行(3位)、保険(4位)、電気・ガス(5位)となった。
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