優利加さんのブログ

最新一覧へ

« 前へ1673件目 / 全3137件次へ »
ブログ

ほぼ全面高なのに日経平均の上げが小さい

昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -5.82 @21,408.52, NASDAQ +23.31 @6,176.39)。ドル円為替レートは114円台前半の円安方向での動きだった。本日の日本株全般は上げた。上昇銘柄数が1,494に対して、下落銘柄数は392となった。騰落レシオは112.77%。東証1部の売買代金は2兆673億円。

TOPIX +12 @1,627
日経平均 +115円 @20,195円

円安基調を好感して、TOPIXも日経平均も上げた。欧米の中央銀行が金融緩和の見直しに動いている一方、日銀は長期金利の上昇を抑えようと懸命である。世界的な金利上昇は日本の債券市場にも波及したが、日銀は7月7日、指定した価格で国債を無制限に買い取る「指し値オペ」で金利上昇を抑制した。日米金利差拡大期待を背景に、6月14日を起点として円安基調が続いている。この1ヶ月で5円50銭ほど円安となった。本日は対ドルやユーロで円が下落し、海外売上高の割合が高い銘柄が買われた。株価指数先物が買われ、裁定取引に関連した買いが現物株に広がったことも指数を押し上げた。上昇銘柄数が1,494に対して、下落銘柄数は392となり、数では全面高といっても良いが、株価指数が思ったほど上げていないのは、指数への寄与度が高い値嵩株の上げが小さいからである。また、米国の金融政策の先行きを占うイエレンFRB議長の議会証言や米経済指標の公表などを控えて、売買高は辛うじて2兆円を超えはしたが盛り上がりに欠けた。

33業種中30業種が上げた。上昇率トップ5は、空運(1位)、情報・通信(2位)、繊維製品(3位)、電気製品(4位)、精密機械(5位)となった。

コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。