ファーストリテイリングは、2016年9月~2017年2月期(中間期)の連結営業利益(IFRS)が前年同期比31.5%増の1306億円になったそうです。
海外ユニクロ事業の計画を上回る大幅な増益が寄与しており、通期も海外ユニクロのけん引で前年比37.5%の営業増益を見込んでいるそうです。
上期の海外ユニクロは65.9%の増益となり、中国や東南アジアが好調で計画を上回る増収となったほか、粗利益率や経費率の改善も増益要因となったようです。
米国事業も、値引き販売の抑制やスクラップ&ビルトの推進などで赤字幅が計画より大幅に縮小したそうです。
国内ユニクロ事業は7.3%の増益で、売上収益は0.3%増にとどまりましたが、売上総利益が48.1%と同2.1ポイント改善したそうです。
前期は12~1月に冬物在庫処分を実施しましたが、今期は在庫処分による値引きロスが大幅に減少したとのことです。
今後の価格策について柳井正会長兼社長は会見で「日本の給料はそこまで上がっていない。消費者が買える値段で売ることが我々の使命。値上げは今のところ考えられない」と述べたそうです。
その上で「努力して、値引きをできるだけしないようにして、シーズン末期の処分などを少なくする」とし、在庫処分などによるロスの抑制を継続する方針を示したそうです。
上期の国内ユニクロの既存店売上高(Eコマースを含む)は同0.1%増で、客数が0.2%増、客単価は0.1%減だったそうです。
岡崎健CFOは、下期の既存店売上高を4%増と見込んでおり、通期では1.8%増を計画しているそうです。
上期のEコマース比率は6.2%だったそうです。
国内はあまり伸びていないようですね。
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