NGTNさんのブログ
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週末まとめ -8/23/2008-
★アメリカ
週間では、ダウは-0.27%、ナスダック指数は-1.54%、S&P500は-0.46%でした。日本と同様にアメリカも、全体的に売買のボリュームが落ちているので、株価指数が上下に大きく動きます。週ベースでは、木曜日に原油価格が大幅上昇したことにより資源関連が強かったです。金融は相変わらず弱いです。リーマンは、資産の大量売却や、韓国産業銀行による買収の可能性など、色々と話が出ていました。他の金融株についてもファンダメンタルズは相変わらず良くない感じですが、あまり株価が下がり過ぎると買収の可能性が出てくるので、リーマンの話が燻っているうちはある程度の下値支えになるのではないかと思います。
今週は、ファニーメイ、フレディマックへの公的資金の注入の可能性に、全体相場が大きく振らされた感じです。今のところは、米財務省がフレディマック、ファニーメイの優先株を取得することにより資本増強を行う可能性が高いようです。この場合、既存の普通株の価値は大幅に希薄化する、もしくは100%減資が行われたならば価値がゼロになる可能性があり、両社の株価は下げ続けています。特に、財務がよりまずい状況であると推測されているフレディマックは、今週だけで半値になりました。今は、フレディマック、ファニーメイに公的資金を入れるかどうかではなくていつ入れるかという状況になっています。今後は、「悪化し続ける米住宅市場 vs 米政府&Fed」の図式になっていくでしょうね。住宅市場の状況については、25日に中古住宅販売、26日にケースシラー住宅価格指数と新築住宅販売が発表されるので要注目です。
19日に発表された7月米卸売物価指数はかなり高い伸びを示しましたが、原油価格がこのまま落ち着くならば、今後のインフレについてはあまり心配しなくてもいいのではと思います。
★日本
週間では、日経平均は-2.71%、TOPIXは-2.47%でした。月曜日に上昇を見せ、そろそろ反転か?と思わせましたが、CTAの短期先物売買で上昇しただけのようで、火曜日には倍返しで下落しました。その後は買い手不在の中、ズルズルと下げていきました。商いも細っていく一方で、金曜日には東証一部の売買代金は今年最低を記録しました。業種別では、原油価格の反発で資源関連がやや戻す一方、銀行、証券などは非常に弱い動きでした。
ドル建て日経平均は年初来安値を更新し、底抜けチャートになっています。円建てでは、円安のおかげで日経平均はまだましな感じで、TOPIXはほんと弱い動きです。個別を見ても、ファナック、東芝、りそななど年初来安値を更新する大型株も多く、かなり地合いが悪い印象です。ファンダが一段下がった感じなので、しばらくは日経平均は戻っても13500円くらいになりそうです。
日経平均の今後の動きを考えると、8月末~9月上旬にかけて少し戻すかもしれませんが、9月中旬下旬は弱い動きになるのではないかと思います。9月は売られることが多いんですよね。日本の場合は、9月末の中間決算に向けて機関投資家がポジション整理の売りを出すから需給が悪くなるみたいです。アメリカも、理由はわかりませんが過去の平均では9月は最もパフォーマンスの悪い月です。
その後の動きについては、10月は需給が良いことが多いけど11月はまた悪くなることが多いので、本格的に戻るとしたら12月からかな、と思っています。景気の底打ちの半年前くらいに株価は底打ちすることが多いので、こんな感じのリズムでいくと綺麗な動きなんじゃないでしょうか。
★為替
下げのスピードが速かったユーロは、いったん反発。ドル円は、木曜日の原油価格の急騰に合わせて一旦は円高へ向かいましたが、金曜日にあっさりと逆回転し、週ベースではあまり変わらずといった結果に。ドルもユーロも円も、しばらくは今の位置で揉みあいかもしれません。
★商品
GSの買い煽りやグルジア紛争で米露の緊張が高まったことにより、原油価格は木曜日に急騰しましたが、金曜のドル高、株高により、あっさりと反落。原油先物は、上値にシコリがありそうでまたガンガン上がるのは難しそうだなと思う一方、年金などのロングが根雪のように積もっているでしょうから、中々下がらなそうです。下がっても100ドルくらいですかね。
★今週の予定
25日(月)
7月中古住宅販売(米)
26日(火)
6月S&P・ケースシラー住宅価格指数(米)
7月新築住宅販売(米)
8月リッチモンド連銀製造業指数(米)
8月消費者信頼感指数(米)
8/5のFOMC議事録(米)
27日(水)
7月耐久財受注(米)
28日(木)
第2四半期GDP・改定値(米)
新規失業保険申請件数(米)
29日(金)
7月失業率(日)
7月CPI(日)
7月鉱工業生産・速報(日)
7月個人所得(米)
7月個人支出(米)
7月PCEデフレーター(米)
8月シカゴ購買部協会景気指数(米)
週間では、ダウは-0.27%、ナスダック指数は-1.54%、S&P500は-0.46%でした。日本と同様にアメリカも、全体的に売買のボリュームが落ちているので、株価指数が上下に大きく動きます。週ベースでは、木曜日に原油価格が大幅上昇したことにより資源関連が強かったです。金融は相変わらず弱いです。リーマンは、資産の大量売却や、韓国産業銀行による買収の可能性など、色々と話が出ていました。他の金融株についてもファンダメンタルズは相変わらず良くない感じですが、あまり株価が下がり過ぎると買収の可能性が出てくるので、リーマンの話が燻っているうちはある程度の下値支えになるのではないかと思います。
今週は、ファニーメイ、フレディマックへの公的資金の注入の可能性に、全体相場が大きく振らされた感じです。今のところは、米財務省がフレディマック、ファニーメイの優先株を取得することにより資本増強を行う可能性が高いようです。この場合、既存の普通株の価値は大幅に希薄化する、もしくは100%減資が行われたならば価値がゼロになる可能性があり、両社の株価は下げ続けています。特に、財務がよりまずい状況であると推測されているフレディマックは、今週だけで半値になりました。今は、フレディマック、ファニーメイに公的資金を入れるかどうかではなくていつ入れるかという状況になっています。今後は、「悪化し続ける米住宅市場 vs 米政府&Fed」の図式になっていくでしょうね。住宅市場の状況については、25日に中古住宅販売、26日にケースシラー住宅価格指数と新築住宅販売が発表されるので要注目です。
19日に発表された7月米卸売物価指数はかなり高い伸びを示しましたが、原油価格がこのまま落ち着くならば、今後のインフレについてはあまり心配しなくてもいいのではと思います。
★日本
週間では、日経平均は-2.71%、TOPIXは-2.47%でした。月曜日に上昇を見せ、そろそろ反転か?と思わせましたが、CTAの短期先物売買で上昇しただけのようで、火曜日には倍返しで下落しました。その後は買い手不在の中、ズルズルと下げていきました。商いも細っていく一方で、金曜日には東証一部の売買代金は今年最低を記録しました。業種別では、原油価格の反発で資源関連がやや戻す一方、銀行、証券などは非常に弱い動きでした。
ドル建て日経平均は年初来安値を更新し、底抜けチャートになっています。円建てでは、円安のおかげで日経平均はまだましな感じで、TOPIXはほんと弱い動きです。個別を見ても、ファナック、東芝、りそななど年初来安値を更新する大型株も多く、かなり地合いが悪い印象です。ファンダが一段下がった感じなので、しばらくは日経平均は戻っても13500円くらいになりそうです。
日経平均の今後の動きを考えると、8月末~9月上旬にかけて少し戻すかもしれませんが、9月中旬下旬は弱い動きになるのではないかと思います。9月は売られることが多いんですよね。日本の場合は、9月末の中間決算に向けて機関投資家がポジション整理の売りを出すから需給が悪くなるみたいです。アメリカも、理由はわかりませんが過去の平均では9月は最もパフォーマンスの悪い月です。
その後の動きについては、10月は需給が良いことが多いけど11月はまた悪くなることが多いので、本格的に戻るとしたら12月からかな、と思っています。景気の底打ちの半年前くらいに株価は底打ちすることが多いので、こんな感じのリズムでいくと綺麗な動きなんじゃないでしょうか。
★為替
下げのスピードが速かったユーロは、いったん反発。ドル円は、木曜日の原油価格の急騰に合わせて一旦は円高へ向かいましたが、金曜日にあっさりと逆回転し、週ベースではあまり変わらずといった結果に。ドルもユーロも円も、しばらくは今の位置で揉みあいかもしれません。
★商品
GSの買い煽りやグルジア紛争で米露の緊張が高まったことにより、原油価格は木曜日に急騰しましたが、金曜のドル高、株高により、あっさりと反落。原油先物は、上値にシコリがありそうでまたガンガン上がるのは難しそうだなと思う一方、年金などのロングが根雪のように積もっているでしょうから、中々下がらなそうです。下がっても100ドルくらいですかね。
★今週の予定
25日(月)
7月中古住宅販売(米)
26日(火)
6月S&P・ケースシラー住宅価格指数(米)
7月新築住宅販売(米)
8月リッチモンド連銀製造業指数(米)
8月消費者信頼感指数(米)
8/5のFOMC議事録(米)
27日(水)
7月耐久財受注(米)
28日(木)
第2四半期GDP・改定値(米)
新規失業保険申請件数(米)
29日(金)
7月失業率(日)
7月CPI(日)
7月鉱工業生産・速報(日)
7月個人所得(米)
7月個人支出(米)
7月PCEデフレーター(米)
8月シカゴ購買部協会景気指数(米)
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タグ:
ケース・シラーは、L.A.やラスベガス、Tampa、Miamiなどが
気になります。
オルトAもヤバそうですねーー!
最近は穀物価格の高騰で農地にファンドの資金が入っているみたいなので、その辺の行く末に興味があります。