自動車大手7社の平成28年9月中間決算が出そろい、外国為替市場が円高水準で推移し、円換算の収益が圧迫されたため、トヨタ自動車や日産自動車など4社が営業減益に転落し、三菱自動車は燃費データ不正問題の影響で、12年ぶりに営業赤字に陥ったそうです。
一方、スズキは主力のインド市場が好調で営業利益が過去最高を更新し、ホンダも大幅に利益を伸ばしたそうです。
日産は売上高、利益ともに2桁減を記録し、販売台数は前年同期比0.1%減の261万3千台と横ばいでしたが、為替影響で営業利益が約1800億円目減りしたそうです。
西川広人・共同最高経営責任者は「事業効率は改善したが、為替悪化をすべて補うことができなかった」と話したそうです。
北米市場などが引き続き好調で、販売台数はともに過去最高だった富士重工業やマツダも、為替影響で減収減益に陥ったそうです。
三菱自動車は不正問題による販売不振や円高で業績が悪化したそうです。
一方、ホンダは為替の影響で減収になりましたが、営業利益は22.5%増の4949億円と大幅に伸びたそうです。
スズキも主力のインド販売が12.1%増の70万5千台と大幅に拡大し、国内の軽自動車市場の低迷などはありましたが、営業利益、最終利益は過去最高を更新したそうです。
平成29年3月期の連結業績予想は、日産を除く6社が修正し、トヨタとホンダ、スズキの3社は原価低減や販売増を受け営業利益を上方修正した一方、富士重工業やマツダ、三菱自の3社は営業損益を下方修正したそうです。
7203:5,894円、 7201:1,035.5円、 7211:540円、 7269:3,964円、
7267:2,968円、 7270:3,934円、 7261:1,633.5円