「ユニクロ」などを展開するファーストリテイリングが13日発表した平成28年8月期(前期)の連結決算は、最終利益が前期比56.3%減の480億円で、最高益を更新した前期から一転し、2年ぶりの減益となったそうです。
顧客離れを食い止めるため2月に実質的な値下げを実施したものの、客足が完全には戻らず、円高で海外事業の損益が悪化したことも響いたようです。
売上高は6.2%増の1兆7864億円で、国内のユニクロは客数が4.6%減少したそうです。
ただ、価格改定により値引率が縮小したことや、比較的単価の高いボトムスの販売が堅調だったことから、客単価が5.8%上昇したそうです。
一方、同日発表した平成29年8月期の連結業績予想は、売上高が3.6%増の1兆8500億円、最終利益は2.1倍の1000億円を見込むそうです。
不採算店を閉鎖するなどして不振の北米事業の赤字幅を縮小し、また、国内のユニクロも売上高は微増ですが、経費削減などで利益率の改善を見込むそうです。
たしかに近所のユニクロでも一時お客さんが少なくなりましたが、最近は持ち直しているように感じます。
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