大手商社7社の平成28年4~6月期の連結決算が出そろい、三菱商事と豊田通商の2社は最終利益で2ケタの増益を確保しましたが、住友商事や三井物産など5社は2ケタの減益だったそうです。
原油や鉄鉱石などの資源安に加え、円高による海外投資先の収益の目減りも響いたようです。
資産評価を引き下げる減損が相次いだ最悪期は脱しましたが、本格的な業績回復は遅れているようです。
三菱商事はサケ・マス養殖事業の黒字化など非資源が好調で、資源関連の権益売却など一過性の利益も業績を押し上げたそうです。
豊田通商はリサイクル事業などの損失がなくなり、風力発電子会社の利益増も貢献したそうです。
一方、住友商事はメディア・生活関連などが堅調でしたが、ボリビアの資源事業の損失などで資源・化学品事業が赤字となり苦戦したそうです。
三井物産は鉄鉱石など金属資源事業は回復しましたが、エネルギーの大幅減が響いたようです。
伊藤忠商事や双日も資源関連が足を引っ張ったようです。
本日発表した丸紅は資源関連に加え、買収した米穀物会社の減益やパルプ事業の採算悪化が業績を押し下げたそうです。
平成29年3月期の最終利益見通しは全社が期初予想を据え置いたそうです。
減益したものの、業績予想は順調にいっているということなんでしょうかね。
それともこれから挽回するということでしょうかね。
(まだ、時間がなくて各社の細かい業績進捗状況までは見ていません。)
8058:1,962円、 8015:2,199円、 8053:1,033.5円、 8031:1,257.5円、
8001:1,159円、 2768:228円、 8002:480.7円