ソフトバンクがアローラ氏に退職金68億円、2年で400億円超

[TAROSSAさん]

ソフトバンクグループが発表した2016年４～６月期決算で、６月に退任したニケシュ・アローラ前副社長に68億円の退職金を計上したそうです。

これとは別に、2014年12月にアローラ氏に与えた関連会社株を107億円で買い取り、2014年に入社したアローラ氏にソフトバンクが支払った額は、計400億円を超えるそうです。

 

退職金の支払いはアローラ氏との契約で決まっており、あらかじめ支払額が確定している50億円と、今後のソフトバンクの株価によって支払額が決まるものとがあるそうです。

株価に基づき算出される部分は2016年６月時点で18億円としましたが、今後の株価の推移によって支払額が変わり、改めて差額を決算で計上するとのことです。

 

アローラ氏は同社の投資先に個人でも投資できる契約も結んでおり、これをもとにアローラ氏はソフトバンクが投資したインドの通販サイト大手「スナップディール」とインドのタクシー配車アプリ「オラ」の２社に投資したそうです。

孫社長は「弁護士を入れて合意のもと契約したが、誤解を招くので最初の２件でやめてもらった」と説明し、今回買い取った株はこれらであることを認めたそうです。

アローラ氏の退任を巡っては、匿名の株主が、同氏個人でも会社の投資先に投資している件を問題視し、取締役会に内部調査を要求していたそうです。

 

400億円あれば、上場企業でも買える企業がいくつもありそうですね。

 

9984：5,366円