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ソフトバンク ARM無借金のため僅か10%の値下り
創業来最大の買収を発表したソフトバンクですが、たったの10%しか値下りしませんでした。
なぜかと調べると、ARMが無借金と解りました。
ソフトバンク 1年チャート ↓ クリックで拡大
拍子抜けです。
今回のARM買収は手許資金で賄うのでファイナンスしません。
そうなるとデュレーション延長分の値下りということになります。
社債情報←リンク
社債情報から調達利息を計算します。
ソフトバンク2.454%、スプリント7.728%、連結4.981%となります。
それにしてもスプリントのプレミアム高いです。
ともあれ、調達利息は約5%ということで良いでしょう。
ARMの調達利息も考慮すべき…と、調べたら↓
ARM 無借金! ↓ クリックで拡大
無借金です。
そして、総資産の約3分の1に相当する650£mののれんが有ります。
おそらくARMは買収に次ぐ買収で成長したのでしょう。なるほど孫社長と意気投合するはずです。
それにしても、売掛債権と繰延税金資産を除くと僅かな資産しか無いのが気になります。
デュレーション2年延長
市場金利はゼロと仮定して、調達金利は約5%で変動無しとすると、今日の10%値下りはおよそ2年のデュレーション延長となります。
ARMは無借金なので更改ファイナンスの心配も無いから、デュレーション延長の見合いでソフトバンクの株価が下がっただけと判断して良いと考えます。
投資判断
ARMのアニュアルレポートを一読しましたが、極めて財務良好でした。
ARM買収に伴いデュレーション延長以外の影響は無さそうです。
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